目次
▶状況:物価などの価格上昇に伴い、施設の運営やサービスへの影響が懸念
▶課題:サービスに影響することなく、どうコストをどう抑えていくか
おでかけ施設が抱える様々な課題に対して、施設さんが実際におこなった具体的な施策と成果について紹介させて頂く事例紹介。今回の事例は、「照明をLEDに切り替えたことによって電気代を半額以下に削減」した事例となります。今後の貴施設の施策検討の参考にされてみてはいかがでしょうか。
▶状況:物価などの価格上昇に伴い、施設の運営やサービスへの影響が懸念
▶課題:サービスに影響することなく、どうコストをどう抑えていくか
約7,000坪の敷地内に、世界の貴重な鉱物と蛭川産の鉱物の展示館を中心とした、高さ約15mのみかげ石のピラミッド、各鉱石の体験コーナー、石の小美術館が点在する石のテーマパーク。ピラミッド地下には博石館の中でも大人気の総延長360mの大理石の迷路があります。ほか、宝石探しや鉱山体験、宝石を使った手作り体験等、様々な体験メニューも。
Q:まず、今回の施策を実施されるまでの状況について教えてもらえますか?
当施設は昭和61年のオープン以来ずっと入場料の変動はなく、開業時の入場料のまま頑張って運営してきたのですが、このままだと施設の運営やサービスに影響が出てきてしまうと判断し、2020年4月に初の入場料の見直しを実施しました。
Q:その状況の中で、何を一番の課題として捉えたのでしょうか?
時代とともに物価や維持・管理費が上がっていく一方なので、施設のサービスをマイナスにすることなく、コストをどう抑えていくかというのは常に考えていました。
Q:今回、実施された施策内容について詳細を教えてください。
施設のサービスなどは変わらず、全く同じままで入場料が値上げとなってしまうと、どうしてもお客様に対して申し訳ないと思う気持ちが出てきてしまいます。かと言って、リニューアル等をするほどお金もかけられない。そこで、できる範囲で施設の設備やコンテンツの見直しをすることにしました。
そのうちのひとつが、展示館の照明の見直しです。照明位置の見直しと、電球をLEDに入れ替えました。
Q:この施策を実施するにあたり、工夫したことはありますか?
単純にLED電球に入れ替えるだけでなく、照明の位置を見直すことによって不要な箇所が出てきたりもしました。
また、ただ明るくするのではなく、強弱をつけることによって展示物も見やすくなりますし、お客様の印象にも残りやすくなります。ポイントを抑えた照明の配置によってお客様の満足度向上を目指しました。
Q:この施策を実施したことによる、具体的な成果について教えてください。
結果として、展示館の電気代がそれまでの半額以下まで抑えられるようになりました。もちろんLEDへの入れ替え時にはそれなりのコストも掛かりましたが、長い目で見るとそのコストを補って余りある結果になったと感じています。
現状、施設内の70%はまだLEDに切り替えていないので、全体の電気代は20%強の削減となっています。
Q:今後考えられている展開や打ち手は何かありますか?
現状コストカットという面で大きく動いている施策はありませんが、石のテーブルの卓球台や石畳の上でのパターゴルフなど、お客様が無料で楽しめるコンテンツの拡充は随時おこなっています。
コストカットが成功した分、その分お客様へ提供できる価値を増やしていくことができます。今後もコストを気にしつつも、お客様がご満足いただけることを第一に意識して運営していきたいと思っています。