物価高でお出かけに変化はあった? 子育て世代のお出かけ費用と工夫とは【夏休みお出かけ調査レポート②】/いこーよ総研ユーザーアンケート

2025年の夏休みは記録的な猛暑に加え、物価高やガソリン代の高騰が家庭のお出かけに大きな影響を与えました。出かける回数やスタイル、費用のかけ方などにどのような変化があったのでしょうか。いこーよユーザーアンケートをもとに調査・分析しました。

ポイント

夏休み全体のお出かけは減少傾向に

日帰りお出かけは増加傾向、回数は二極化

宿泊旅行は横ばい傾向、増えた家庭も一定数

お出かけ回数増加理由は「昨年あまり出かけられなかったから」が最多、減少理由は猛暑と費用負担

有料施設へのお出かけは数回が中心、費用面の影響も

お出かけ費用は増加傾向

快適さを優先したお出かけの工夫が見られる

まとめ

夏休み全体のお出かけは減少傾向に

まず、夏休みの家族のお出かけ状況を見ると、昨年に比べてお出かけを控える家庭が増えていました。

アンケート結果では「出かけた」が95%(2024年)から89%(2025年)へと約6ポイント減少。一方で「出かけていない」は5%(2024年)から11%(2025年)へと増加しています。※詳しくは【夏休みのお出かけ調査レポート①】をご覧ください。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査・いこーよ2024年9月ユーザーアンケートより

また、「いこーよ」のアクセスデータでも同じ傾向が見られました。2025年8月は前年よりお出かけが減っており、アクセス数(お出かけ度合い)は6月比で2024年の1.52倍から、1.44倍にとどまっています。※詳しくは、「猛暑と天候はお出かけに影響した? 2025年夏のアクセスデータから読み解く」をご覧ください。

日帰りお出かけは増加傾向、回数は二極化

夏休み全体のお出かけは減少傾向でしたが、出かけた人に注目すると、日帰りお出かけは増加傾向が見られました。

昨年の夏休みに比べて「日帰りのお出かけの回数」は増えたか減ったかを尋ねたところ、「増えた」が49%で約半数。「変わらない」は38%、「減った」は14%にとどまっています。費用も移動も負担が軽いこともあり、日帰りお出かけを選ぶ家庭が多いことがわかります。

「いこーよ」のアクセスデータを見ても、気温の高さとお出かけ度合いには明確な相関は確認できませんでした。多くの家庭は猛暑の中でも日帰りでのお出かけを続けており、暑さそのものよりも、物価高や費用の負担を意識しながらお出かけ先を工夫している様子がうかがえます。
(※猛暑とアクセスデータの分析レポートはこちら

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

日帰りお出かけの回数を見ると、「11回以上」が26%で最多となり、夏休み中に繰り返し出かけて楽しむ家庭が多く見られました。

一方で、「3回以下」にとどまった家庭も29%と3割近くにのぼり、出かける頻度は家庭によって差が大きいことがあることがわかります。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

宿泊旅行は横ばい傾向、増えた家庭も一定数

夏休み全体では昨年よりお出かけは減っていましたが、出かけた人に限ってみると宿泊旅行の回数はおおむね横ばいでした。

昨年と比べて宿泊旅行に行った回数に変化はあったか尋ねると、回答では「変わらない」が38%で最多。さらに「増えた」23%が「減った」12%を上回り、宿泊旅行が増えたという家庭も一定数見られました。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

お出かけ回数増加理由は「昨年あまり出かけられなかったから」が最多、減少理由は猛暑と費用負担

お出かけや旅行が昨年より「増えた」と答えた人にその理由を聞きました。

回答として多かったのは、「昨年はあまり出かけなかったから(23%)」、「晴れの日が多かったから(21%)」という理由でした。2024年はお盆時期に南海トラフ地震臨時情報が発令されたり、台風の影響でお出かけの予定を中止したという家庭も多く見られました。そういった背景もあり、今年はお出かけする機会が増えたという家庭も少なくないのではないでしょうか。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

一方で、「減った」と答えた人の理由として最も多かったのは「暑かったから(44%)」でした。記録的な猛暑が、お出かけを控える一因になっている家庭もあります。実際に「いこーよ」のアクセスデータを見ても、8月は全体の閲覧数は昨年と比べてやや落ち込みが見られ、猛暑が外出意欲を抑えていたことも考えられます。

続いて「物価高やガソリン代の高騰(33%)」、「宿泊料が高くなっているから(26%)」「レジャー施設の値上げ(26%)」など、費用負担も大きな要因となっていました。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

有料施設へのお出かけは数回が中心、費用面の影響も

つぎに、入場料が有料の施設へのお出かけについて見てみましょう。

夏休み中に有料の施設に行った回数を尋ねてみると、「3~5回」といった回答が多く、全体としては数回程度利用する家庭が中心でした。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

昨年と比べて有料施設の利用は増えたかを尋ねると、「増えた」という家庭が38%となり、増加傾向にありました。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

有料施設の利用が減ったという人にその理由を聞いてみると、「物価高やガソリン代の高騰(48%)」が最多でした。次いで「入場料の値上げ(37%)」、「旅行やレジャーに使える予算が減った(31%)」という理由が挙がっています。

直接的な入場料の値上げに加え、日常生活における物価やガソリン代の高騰が、お出かけ先の選択にも影響を与えていることがわかります。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

お出かけ費用は増加傾向

続いて、お出かけや旅行に使ったた金額について見ていきましょう。

昨年と比べて、夏休みのお出かけ全体に使った金額を尋ねたところ、「増えた」が61%で過半数を占めました。「変わらない」は27%、「減った」は12%となっています。

出かける回数が増えた人の割合よりも、「費用が増えた」という人の割合が多く、回数の増加以上に1回あたりのお出かけにかかる費用(施設利用料、飲食費、ガソリン代など)が高くなっている可能性が考えられます。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

宿泊旅行にかけた費用でも「増えた」が42%と多数で、こちらも支出増の傾向が見られました。宿泊頻度の増加よりも、「費用が増えた」と答えた家庭の割合が目立ち、1回あたりの宿泊費が高くなっていると推測されます。

物価や宿泊料の上昇、ガソリン代の高騰などが、レジャー費全体の負担を押し上げていると考えられます。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

快適さを優先したお出かけの工夫が見られる

以前と比べて、お出かけのスタイルに変化があったか尋ねました。

「暑さを避けて比較的涼しい時間帯や場所に出かけた(37%)」、「屋外より屋内の施設を選んだ(35%)」という回答が多く見られました。猛暑を意識して行き先や時間帯を工夫するしている様子がうかがえます。

いこーよアクセスデータでも、雨の日には屋内施設ページの閲覧割合が増えるなど、天候に合わせて行き先を工夫している様子が見て取れました。

次いで「遠方は避けて近場に出かけた(28%)」、「混雑を避けて空いている平日や時間帯に出かけた(22%)」が続きました。移動の負担や混雑をできるだけ減らし、無理のない範囲でお出かけを楽しもうとする工夫も広がっています。

また、「日帰りが増え、宿泊旅行が減った(22%)」という家庭も少なくありませんでした。

出典:いこーよモニターアンケート2025年9月調査より

まとめ

2025年の夏休みは、記録的な猛暑と物価高の影響を受けながらも、工夫しながらお出かけを楽しんでいる様子が見られました。日帰りのお出かけについては「増えた」が約半数を占め、費用や移動の負担が軽い選択肢として選ばれていると考えられます。

また、お出かけ費用全体では「増えた」という回答が多く、物価高やガソリン代の高騰などがレジャー費を押し上げている様子がわかりました。負担が大きくなる一方で、家族にとって「今しかない体験」や快適に過ごせる選択を重視する動きも広がっています。

お出かけの変化では、「暑さを避けて涼しい時間帯や場所に出かけた」「屋内施設を選んだ」といった工夫が目立ちました。

猛暑や混雑、旅費の高さを理由に「予定を諦めた」という声も一定数ありましたが、全体としては家庭ごとに工夫や調整をしながら、子どもの成長や家族の思い出づくりとしてお出かけを楽しんでいる様子が浮かび上がりました。

■いこーよアンケート調査概要

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/全国

調査対象/「いこーよ」会員

調査期間/2025年9月4日~9月10日

サンプル数/419サンプル

調査分析/いこーよ総研