親子での18時以降のおでかけに関するユーザーアンケート

コロナ禍により営業時間を短縮するおでかけ施設も増え、より短い時間で売上に繋げなければならない状況に頭を悩ませた施設も多いのではないでしょうか。客単価の増加は多くの施設の課題のひとつ。滞在時間を伸ばすのか、逆に回転率を上げるのか。方法は様々ですが、いずれにせよユーザーの滞在時間は、課題改善への重要な指標のひとつと言えます。そこで今回は「親子での18時以降のおでかけ事情」について、小学生以下のお子さんを持つ親331名を対象にアンケートを実施し、調査・分析してみました。

目次

帰宅時間

18時以降の施設滞在頻度

18時以降まで施設に滞在したときのおでかけ開始時間

18時以降まで滞在したことのある施設ジャンル

18時以降まで施設に滞在する目的

親子での18時以降のおでかけに関するまとめ

帰宅時間

まず、家族または親子でおでかけした際の帰宅時間について尋ねてみました。なお、日によって帰宅時間は様々なので、もっともよく当てはまる時間帯を尋ねています。今回は、お子様の年齢による回答の違いについて検証するため、未就学児と小学生に分けて集計してみました。(※未就学児、小学生、両方の子供がいる親(回答者)は集計対象から除外)

未就学児の子を持つ親子の帰宅時間

まずは未就学児の回答から。未就学児の場合、もっとも多いレンジは「16時から17時」で、半数以上の家庭は17時までに帰宅する事が多いようです。18時以降と回答したのは21.4%。割合的には少な目ですが、「もっともよく当てはまる時間帯」として18時以降をあげている未就学児の親が20%以上もいるということに少し驚きました。

続いて、小学生の子どもを持つ親の回答を見てみましょう。

小学生の子を持つ親子の帰宅時間

18時以降が50.7%と約半数を占める結果に。17時台を入れると74%。小学生になると16時前に帰宅する親子はかなり少なくなり、一気に帰宅時間が遅くなるようです。

ファミリー顧客の半数がターゲットとなるのであれば、花火やイルミネーションなど、夜コンテンツの内容に小学生も楽しめる要素を入れるなど、18時以降に小学生向けのイベントや企画を実施するのは「あり」なのかもしれません。

18時以降の施設滞在頻度

続いて、18時以降まで施設に滞在する頻度について尋ねてみました。こちらも未就学児と小学生に分けて見てみます。

未就学児の子を持つ親子が18時以降まで施設に滞在する頻度
小学生の子を持つ親子が18時以降まで施設に滞在する頻度

「よくある」「時々ある」の合計を見ると未就学児が約35%なのに対し、小学生は約40%と少し多く、「まったくない」の割合が未就学児19.8%に対し、小学生は11%となりました。帰宅時間の結果ほど大きな差はありませんが、18時以降まで施設に滞在する頻度に関しても未就学児より小学生の方が多い結果となりました。

両者に多少の違いはあれど、比率としては「よくある」「時々ある」が35~40%、「ほぼない」「まったくない」が60~65%という結果に。18時以降まで施設に頻繁に滞在している親子は現状半数にも満たないようです。

18時以降まで施設に滞在したときのおでかけ開始時間

では、18時以降まで施設に滞在した親子はいつおでかけを開始したのでしょうか。

18時以降まで施設に滞在したときのおでかけ開始時間

もっとも多かった回答が「昼から出かけた」で57.7%、次点で「朝から出かけた」が47.2%でした。遅い時間まで滞在する親子は、それに合わせて遅い時間に出発するわけではなく、朝や昼にお出かけして、そのまま夜まで滞在するケースが多いようです。

18時以降まで滞在したことのある施設ジャンル

続いて、18時以降まで滞在した事のある施設ジャンルについて尋ねてみました。

18時以降まで滞在したことのある施設ジャンル

もっとも多かった回答は「遊園地・テーマパーク」で58.5%、次点で「ショッピング」が52%となりました。「遊園地・テーマパーク」は、以前調査した「遊園地・テーマパークへの来園意向・要望に関するユーザーアンケート」でも滞在時間は4~7時間と比較的長めの施設ジャンル。イルミネーションやパレード、花火など、18時以降ならではのアトラクションやコンテンツが多い事も影響していると考えられます。

ショッピング施設に関しては、屋外の施設と違い気温や明暗を気にする必要がなく、レストラン等の飲食施設も多く入っている事から、家族で夜ご飯を済ませて帰宅するユーザーが多いのでしょう。 続いて「温泉・スパ」が38.2%。こちらもお風呂や食事を施設内で済ませるために18時以降まで滞在される家族が多いと思われます。その後に続くのが「室内遊び場」で35.8%。室内遊び場の多くが大型ショッピングモールに内包されており、前述のショッピング施設と同様の要因から上位に来ていると考えられます。

18時以降まで施設に滞在する理由・目的

では、子供連れの家族が18時以降まで施設に滞在する理由・目的は何なのでしょうか。

18時以降まで施設に滞在する理由・目的

夜しか楽しめない「イルミネーション」や「花火」「お風呂」などを抑え、もっとも多かった回答は約半数が選んだ「ディナーのため」でした。早い時間から出かけて1日中子どもを遊ばせれば親もヘトヘト。そこから家に帰り夜ご飯を作るというのは親にとっても大きな負担です。「今日くらいは外食してから帰る」そんな選択をする親子が多いのでしょう。

「混雑回避のため」など、合理的な選択理由もありますが、基本的に大半の家族は「夜にしかできない事」を目的として18時以降まで滞在しているようです。

親子での18時以降のおでかけに関するまとめ

今回は「親子での18時以降のおでかけ」に関するユーザーアンケートを紹介しました。以下、内容をまとめます。

  • 18時以降に帰宅すると回答したのは未就学児が21.4%、小学生だと50.4%
  • 18時以降の施設滞在頻度は未就学児・小学生ともに「よくある」「時々ある」が35~40%、「ほぼない」「まったくない」が60~65%
  • 18時以降まで施設に滞在する際のおでかけ開始時間は「昼から」が最多で57.7%、「朝から」が次点で47.2%
  • 18時以降まで滞在した事のある施設ジャンルは「遊園地・テーマパーク」「ショッピング」が50%以上でもっとも多く、「温泉・スパ」「室内遊び場」と続く
  • 18時以降まで施設に滞在する目的は「ディナーのため」が最多で51.2%。夜にしかできない事を目的に遅くまで滞在している親子が多い

ひとつのアンケート結果からの分析ですので、あくまで参考程度ではありますが、貴施設の今後の集客や満足度、顧客単価対策・施策に少しでも役立てて頂ければ幸いです。

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/特に地域の限定はなし

調査対象/いこーよおよびいこーよアプリを利用した小学生以下の子供を持つユーザー331名

調査日程/2022年3月7日~3月14日