ポイント
▶大阪万博訪問した家族連れは7%、「行きたい」を含めると3割超に
▶まとめ
2025年4月にスタートした「大阪・関西万博」。テレビやネットでも取り上げられ、注目度は高まっていますが、子育て家庭にとっては「行ってみたいけれど、距離や費用が気になる」といった声も聞かれます。そこで今回は、いこーよユーザーアンケートをもとに、万博への訪問状況や関心の有無、行く・行かない理由などについて調査・分析しました。
まず、大阪万博に「行ったことがあるか」を聞いたところ、「行った」と答えた家庭は全体の7%でした。「行っていないが、今後行きたい・行く予定」と答えた家庭は25%で、「行っておらず、今後も行く予定はない」が68%となりました。
「行かない予定」が多数派ではあるものの、「行った・行く予定がある」と回答した家庭は3割以上にのぼりました。開催地から距離のある家庭も多いなかで、子育て世代の関心の高さがうかがえる結果となりました。
出典:いこーよモニターアンケート2025年6月調査より
地域別に大阪万博への訪問状況を見てみると、開催地である関西では「すでに行った」27%、「今後行きたい・行く予定」44%と、あわせて7割以上が万博に関心を持っています。地元開催ということもあり、実際に足を運んだという人も多く、盛り上がりが感じられます。
関東では「行った」が9%、「行く予定」が17%でした。開催地までは距離があるため、関西に比べれば数字は控えめですが、全体の約4分の1が関心を示しているという結果に。今後の夏休みや秋の連休などのタイミングで訪問を検討する家庭も少なくないと考えられます。
中国・四国地方は参考値となりますが、「行った」17%、「今後行きたい」33%で、あわせて5割を超えました。関西に比較的アクセスしやすい地域として、関心の高さがうかがえます。
地域によって状況は異なり、開催地との距離やアクセスのしやすさが、訪問の意向に影響していることが見えてきます。
出典:いこーよモニターアンケート2025年6月調査より
万博に「行った」と答えた家庭に訪問時期を尋ねたところ、「ゴールデンウィーク後」が最も多く、全体の72%を占めました。「GW中」は21%、「GW前」は7%となっており、GW後のタイミングで訪れた家庭が目立ちました。
小さな子ども連れでは、混雑を避けるため連休の外出を控える家庭も少なくありません。それに加え、GW中のメディア報道や口コミが「行ってみたい気持ち」を高め、GW後の訪問を後押しした可能性もあると考えられます。
出典:いこーよモニターアンケート2025年6月調査より
万博に「行った」理由を尋ねたところ、最も多かったのは「日本で開催されるのが貴重な機会だから」(66%)でした。次いで「世界各国の文化や価値観に触れられるから」(59%)、「子どもの学びになるから」(55%)が続きました。これらの理由からは、万博を“子どもにとって意義ある体験”として期待する家庭が多いことがわかります。
また、「最先端の技術や未来のライフスタイルに触れられるから」(45%)、「保護者(親など)が行きたいから」(38%)といった回答も多く、家族で体験を共有したいという思いも感じられます。
さらに、「グルメやエンタメが充実しているから」「ニュースやネットで話題だから」といった娯楽性や話題性にひかれて訪れた家庭も見られ、家族で楽しめる場としての期待もうかがえます。
出典:いこーよモニターアンケート2025年6月調査より
今後大阪万博に「行きたい・行く予定」と答えた家庭に理由を尋ねました。
最も多かったのは「世界各国の文化や価値観に触れられるから」(56%)でした。次いで「日本で開催されるのが貴重な機会だから」(49%)、「子どもの学びになるから」(45%)が続いています。「行ってみたい」と考えている家庭でも、すでに訪問した家庭と同様に、子どもの学びや文化体験への期待が高いことがわかります。
また、「最先端の技術や未来のライフスタイルに触れられるから」(29%)、「保護者(親など)が行きたいから」(28%)、「期間限定での展示などが見られるから」(22%)といった回答も多く、親自身も新しい発見や未来を感じられる体験を楽しみにしている様子がうかがえます。
さらに、「子どもが行きたいから」という理由も22%あり、子ども自身の希望がきっかけとなっている家庭も見られました。
出典:いこーよモニターアンケート2025年6月調査より
「行かない」理由はどうなのでしょうか。「大阪から遠いため、別途交通費や宿泊料がかかるから」(66%)という声が最多でした。子ども連れでの交通費や宿泊費の負担が訪問をためらう大きな要因となっています。
次いで多かったのは「混んでいるから」(41%)。連日の報道で混雑の印象が強まっています。子ども連れではお出かけ先でスムーズに過ごせるかどうかは気になるポイントです。混雑や予約システムの観点などから、出かけるハードルが高くなっていることも考えられます。
また「興味がないから」(36%)という理由も見られました。家族のお出かけ先として万博自体への関心を高めることも課題の一つと言えそうです。
出典:いこーよモニターアンケート2025年6月調査より
「大阪・関西万博」にすでに訪問した子育て世代の家庭は7%と、まだ少数派でした。しかし、「今後行きたい・行く予定」と答えた家庭を含めると、全体の3割以上が関心を寄せていることもわかりました。
地域によって訪問意向に差も見られました。関西ではすでに訪れた家庭も多く、盛り上がりが見られる一方、距離のある地域では交通費や宿泊費への懸念が訪問をためらう要因となっています。
行った理由、今後行きたい理由としては、「子どもにとっての学び」や「世界の文化や価値観に触れられること」への期待が高く、万博ならではの体験に魅力を感じている家族連れが多数です。一方で、「興味がない」といった声も見られました。今後、子育て家庭に向けた情報発信や不安への対策も求められそうです。
■いこーよアンケート調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/「いこーよ」会員
調査期間/2025年6月19日~6月25日
サンプル数/405サンプル
調査分析/いこーよ総研