いこーよにおける「牧場」のアクセス傾向
いこーよを活用していただく上で重要なアクセスの傾向。今回は「牧場」について紹介していきたいと思います。なお、以降のデータは新型コロナウイルスが流行する前の2018年・2019年のデータをもとに調査・分析しています。
月別のアクセス傾向
まずは、月別のアクセス傾向から。以下のグラフは、2018年と2019年のデータの平均値で算出しています。

もっともアクセス数が伸びるのが4月、その後5月が続きます。この時期はGWが重なるためいこーよ全体としてもお出かけニーズが高く、それに気候の良さも加わって外で楽しむ「牧場」は更に需要が高まっていると考えられます。その後続く8月は夏休みが重なる時期となり、全体的にアクセス数が伸びる傾向にあります。
続いて、いこーよ全体のアクセス数のうち「牧場」関連のアクセス数が占める割合(おでかけ需要全体の中で、「牧場」の需要が占める割合)から、牧場の需要が高まる時期について見てみましょう。

もっとも需要が高まるのが5月、その次に4月、山は小さくなりますが9月10月の需要も他の月に比べ高くなっています。やはり、屋外施設がメインということもあり、気候の良い春と秋に需要が高まるようです。また、4月5月がもっとも高いという事から、複数ある長期連休の中でも特にGWのおでかけ先として牧場を選択する親子が多いようです。
曜日別のアクセス傾向
続いて、曜日別のアクセス傾向について。

日曜日がもっとも高く、続いて土曜日、平日では月金、火水木が低めといった他のジャンルと同様の結果となりました。中でも前回紹介した「動物園の曜日別アクセス傾向」と非常に近く、動物園同様、牧場も親子で休日に遊びにいくスポットと考えている人が多いと言えそうです。
週別の土日のアクセス傾向
つぎに土日の週別のアクセス傾向を見ていきましょう。まずは土曜日から。

こちらに関しても「動物園」の週別のアクセス傾向と似た動きをしています。他ジャンルほど給料日前と後の差異は大きくなく、低価格帯のお出かけ施設の傾向に近い動きと言えます。では日曜日はどうでしょうか。

第2週目が少し下がっているようにも見えますが、こちらも動物園と似通った結果となりました。動物園と牧場はどちらも屋外がメイン、かつ動物を扱っていることから、検討する際の思考は同じような傾向になるのかもしれません。
時間別のアクセス傾向
最後に、時間別のアクセス傾向を平日、土曜日、日曜日に分けて見てみましょう。まずは平日から。

他のジャンル同様、平日は22時がもっともアクセスが高くなる傾向にあるようです。
続いて、土曜日。

もっともアクセス数が高いのが20時~22時あたり。朝方や昼頃にも多少高くなっています。
日曜日はどうでしょうか。

こちらは、朝8時と夜20~21時に突出して高くなっています。平日、土曜、日曜のどれを見ても基本的には夜の時間帯にアクセス数が高まっています。
どうやら牧場に関しては、当日に訪れる施設を探すのではなく、次の日以降に訪れる施設を前もって探しているユーザーが多いようです。牧場を設営するにはある程度大きな敷地が必要となり、必然的に都市部ではなく郊外にある施設が多くなります。そのことからも、自宅から施設までどれくらいの時間がかかるのか、何時に出れば十分楽しめるのかなど、事前に調べておくユーザーが多いのかもしれません。
SNS等を運用されている牧場施設は、この時間別アクセス傾向を参考に配信タイミングを検討してみてはいかがでしょうか。
いこーよにおける「牧場」のアクセス傾向まとめ
今回はいこーよのアクセスデータから牧場に特化したアクセス傾向について調査・分析してみました。
今回紹介させて頂いたデータが、少しでも牧場施設の集客戦略の参考になれば幸いです。