いこーよにおける「プール」のアクセス傾向

いこーよを活用していただく上で重要なアクセスの傾向。シリーズものとしてジャンル別のアクセス傾向を紹介しています。今回は「プール」について。新型コロナウイルスが流行する前の2018年と2019年のデータをもとに調査・分析していきます。

月別のアクセス傾向

まずは、月別のアクセス傾向から。以下のグラフは、2018年と2019年のデータの平均値で算出しています。（※以下データは温水プールなどのワードも含みます）

プール関連のワードすべてのアクセスを含めても、7月8月のアクセス数が突出して高くなりました。なお、温水プール関連のワードの月別のアクセス傾向はこちら。

プール全体のデータに比べ、12月1月のアクセスが若干高くなりますが、温水といえど、やはりもっともアクセスが高まるのは7月8月との結果になりました。

7月8月は夏休みがあるため、そもそもいこーよ全体のアクセス数が高くなります。そこで、いこーよ全体のアクセス数のうち「プール」関連のアクセス数が占める割合（おでかけ需要全体の中で、「プール」の需要が占める割合）から、プールの需要が相対的に高くなる時期について見てみましょう。

いこーよ全体での割合をみても7月8月のプール需要はかなり高くなっています。なお、温水プールの需要は以下になります。

全体の需要から見ると、冬の12月1月2月は少し高くなっていますが、やはりもっとも需要が高くなるのは7月のようです。

曜日別のアクセス傾向

続いて、曜日別のアクセス傾向について。

全体の傾向と同じで日曜日のアクセス数がもっとも多く、次点で土曜日、平日では月金が多くなるという結果でした。他ジャンル同様、プールに関しても平日よりも休日に家族で、と考える人が多いようです。

週別の土日のアクセス傾向

つぎに土日の週別のアクセス傾向を見ていきましょう。まずは土曜日から。

第2週目が突出していますが、他の週に関してはそれほど大きな違いは出ていません。プール施設の入場料や利用料が比較的安価である事もあってか、給料日時期に拘わらず、行きたい時におでかけする家族が多いと言えます。

日曜日はどうでしょうか。

日曜日も土曜日同様、第2週目が突出していますが、他の週に大きな差異はありません。

土曜日、日曜日ともに第2週目が高くなっている要因として、プールのアクセス数がもっとも高くなる8月の第2週目がお盆の時期となり、多くの家族が連休となる事から、そこにアクセスが集中している可能性が考えられます。そこでプールの7月8月の土日の週別アクセス数を見てみました。

7月3週目から夏休みが始まることで、ここからアクセス数が一気に高くなっていきます。その中でもやはり8月の第2週がもっともアクセス数が高く、この影響が全体に影響を与え、土日ともに第2週目が一番高くなったと考えられます。その点を踏まえると、基本的にプール施設へのお出かけは特定の週に偏る事なく訪れていると考えられそうです。

時間別のアクセス傾向

最後に、時間別のアクセス傾向を平日、土曜日、日曜日に分けて見てみましょう。まずは平日から。

平日は夜21時がもっとも高くなっています。全体的に夜帯にアクセスが寄っているのは、平日の夜のゆっくりできる時間帯におでかけ先を調べているユーザーが多いからと言えます。

続いて、土曜日。

もっともアクセス数が高いのが朝の10時。この時間帯にアクセスしているユーザーは、当日のおでかけを検討している可能性が高いです。また、次点で夜の21時が高くなっていますが、こちらは翌日以降（特に日曜日）のおでかけを検討していると考えられます。

最後に、日曜日。

こちらは朝の8時～10時頃がもっとも高くなっています。土曜日と違い、日曜日は夜帯は少なめで午前中にアクセスが集中している事を考えると、やはり土曜日夜のアクセスは次の日の日曜のお出かけのための来訪と考えられます。

これらの結果から、SNS等を運用されている施設は、平日は21時頃、土曜日は朝10時、夜21時頃、日曜日は朝8時頃に配信をされてみてはいかがでしょうか。配信効率の向上が見込めるかもしれません。

いこーよにおける「プール」のアクセス傾向まとめ

今回はいこーよのアクセスデータからプールに特化したアクセス傾向について調査・分析してみました。

今回紹介させて頂いたデータが、少しでもプール施設の集客戦略の参考になれば幸いです。