GWの平日休み約4割が検討 お出かけで学校や園を休むことへの保護者の本音【いこーよ総研2026年調査】

お出かけや旅行のために子どもを学校・園を休ませることへの関心が高まっています。いこーよモニターアンケートをもとに、GWのお出かけに向けた平日休みの実態と、保護者の考えについて調査・分析しました。

ポイント

GWのお出かけのために平日休む予定、約4割

お出かけで学校・園を休むことへの考え 76%が賛成派 3年間で定着の傾向

賛成派は実際に休む・休まないを問わず多数

賛成の背景には「家族と過ごす今しかない時間」や「体験への価値」

「反対」の理由は? "なるべく休ませたくない"と考える保護者の声

まとめ

GWのお出かけのために平日休む予定、約4割

子どもの学校や園を平日に休ませてお出かけする家庭が増えています。混雑を避けられる、費用が抑えられるなど、平日お出かけのメリットを意識する保護者も多いようです。

まず、GWのお出かけを予定している家庭に、GW期間の平日に学校・園を休む予定があるかを尋ねました。「ある」が13%、「検討している」が24%で、合わせると約4割の家庭がGWの平日お出かけを視野に入れていることがわかりました。

出典:いこーよモニターアンケート2026年3月調査より

お出かけで学校・園を休むことへの考え 76%が賛成派 3年間で定着の傾向

お出かけや旅行のために子どもが幼稚園・保育園や学校を休むことについて、考えを尋ねました。

「賛成」が36%、「どちらかというと賛成」が40%で、賛成派が合計76%にのぼりました。一方、「どちらかというと反対」は19%、「反対」は5%にとどまっています。お出かけを目的とした学校・園の欠席について、多くの保護者が柔軟な姿勢を持っていることがわかります。

出典:いこーよモニターアンケート2026年3月調査より

過去の調査と比較すると、賛成派の割合は2023年7月調査の69%から2025年3月調査では81%へと上昇。2026年3月調査では76%とやや低下したものの、2023年比では高い水準を維持しています。

平日に子どもを休ませてお出かけする「ラーケーション」的な取り組みが広がる中、こうした意識の変化が保護者の間に定着しつつあることがうかがえます。

出典:いこーよユーザーアンケート2023年7月より/いこーよモニターアンケート2025年3月・2026年3月調査より

賛成派は実際に休む・休まないを問わず多数

では、実際に休む予定がある家庭とない家庭とで、考えに差はあるのでしょうか。

GWの平日に休む予定がある層では、賛成派の回答が100%となりました。検討中の層でも「賛成(44%)」「どちらかというと賛成(44%)」と、合計約9割が賛成派です。

また、平日に休む予定がない層でも、「賛成」が28%、「どちらかというと賛成」が40%で、合わせて7割近くが賛成派でした。実際には休ませない家庭でも、お出かけのために休むことには否定的ではない様子がうかがえます。

出典:いこーよモニターアンケート2026年3月調査より

賛成の背景には「家族と過ごす今しかない時間」や「体験への価値」

「賛成」「どちらかというと賛成」と答えた保護者にその理由を尋ねました。平日の方が空いているという実利的な理由のほか、子どもとの時間を大切にしたいという思い、体験への価値観など、多様な声が寄せられました。一部抜粋してご紹介します。

平日の方が空いていて快適・コストも抑えられる

  • 「混雑を避けることで、お出かけに関する子どもの満足度が上がり、疲労も軽減されることで、家族全員で楽しむことができると思うから」(賛成)
  • 「土日、連休中に旅行しようとすると、ホテル代が高かったり、すごく混んでいるから」(賛成)
  • 「平日の方が料金が安かったり空いているので、家族で有意義な時間を使うという理由で休みます」(どちらかというと賛成)
  • 「物価上昇の影響で旅行に行く回数が減っている為、1回1回の旅行を大事にしたいから」(賛成)
  • 「休日の混んでいる日に行くよりもゆっくり楽しめるし、宿泊を伴う場合には費用も抑えられ、土日に行くより旅行自体の回数も増やせる。しかし小学校3.4年生くらいまでかなと感じている。それ以降は休むことでの勉強の遅れが出やすくなるため」(賛成)

今しかできない家族との時間を大切にしたい

  • 「喜んで一緒に出かけてくれるうちに楽しい思い出をたくさん作りたい」(賛成)
  • 「子どもが小さいうちでないと一緒に出かける機会が減ってしまうため」(賛成)
  • 「大きくなると一緒に過ごす時間が家族から友達へと変わるため、その時ならではの時間を子どもと過ごしたいと思うから」(どちらかというと賛成)
  • 「家族でしか出来ないことがあるから。ただ、その欠席分の授業時間を確保してほしいという要望はやめてほしい」(どちらかというと賛成)

学校では得られない体験・経験の価値

  • 「おでかけも一つの勉強。家族の時間も大事と考えています」(賛成)
  • 「日常から離れた特別な体験も、成長に必要だと思っているので」(賛成)
  • 「1日くらい全然取り戻せるし、それよりも家族と貴重な体験が人生において大きな意味を持つと思うから」(どちらかというと賛成)
  • 「大事な行事に差し支えなければ問題ないと思う。学校外で学べることも多い。ただし、子どもが学校を休むことを当たり前だと思わないように話す」(賛成)

幼稚園・保育園のうちは柔軟でいい

  • 「保育園は義務ではないし家族で過ごす時間が必要!学校生活になって学習面が不安ですが休んだ分家庭でやることはやれれば問題ないと思ってます」(賛成)
  • 「保育園や幼稚園であれば良いと思う」(どちらかというと賛成)
  • 「保育園や低学年のうちは休んでもそこまで影響がない」(どちらかというと賛成)
  • 「小学校に上がる前までは休んでも良いと思うが、小学校からは幼稚園とは違う位置づけだと思うので、簡単に休むのはよくないと思う」(どちらかというと賛成)

親が平日休みのためやむを得ない

  • 「私自身平日休みなので家族で出かけたいときはお休みさせています」(賛成)
  • 「今の時代、両親が必ず土日休みとは限らない為、家族旅行は平日しか行けない可能性もある」(賛成)
  • 「人混みで3人連れてのワンオペが本当に無理で、パパも平日休みが多いので、動きやすいし安い平日に出かけるのがベストかなと思う」(賛成)
  • 「土日に働き、平日休みが多いので子供とお出かけするのは平日にすることもあります。ただ、授業に遅れをとってしまい、子どもが困るというような長期休みとかは避けています」(どちらかというと賛成)

出典:いこーよモニターアンケート2026年3月調査より

「反対」の理由は? "なるべく休ませたくない"と考える保護者の声

一方で、「反対」または「どちらかというと反対」と答えた保護者の声も見てみましょう。学習への遅れを心配する声や、学校を優先すべきという考え方が見られました。一部抜粋してご紹介します。

学習の遅れや授業の進度が心配

  • 「勉強についていけなくなる」(どちらかというと反対)
  • 「自分が休んだとき、その日の授業内容がすっぽり抜けます。我が子は体調不良以外休ませたくないですが、よその子が休むことにはなんとも思いません」(どちらかというと反対)
  • 「学業に差し支えが出るのはよくないかなと思うので」(どちらかというと反対)
  • 「授業についていけなくなるとかわいそうだと思う。活動や授業の準備をしてきた先生に対して申し訳ない」(どちらかというと反対)

学校・学業を優先すべきという意識

  • 「学校は行くのが当然、原則休まないものだと私としては考えている。子どもが、学校を気軽に休むものと感じるのは良くないと思うから」(どちらかというと反対)
  • 「学校を休んでよいものと勘違いするから」(反対)
  • 「学業が子どもにとっての仕事だと思うから。休むのはあまり賛成ではないし、うちはしないです」(どちらかというと反対)
  • 「園や学校での活動・学習計画があるだろうから、欠席するのはもったいない」(どちらかというと反対)
  • 「学校があるうちは、学校優先で。その時に合った遊び方や出かけ方をすれば良い。学校を休んでまで遊ぶことで子どもに『学校休んで遊べる』という意識を持たせたくないから」(反対)

大人の都合ではないかと感じる

  • 「大人の都合で子供の学習の機会を奪ってはいけないと思う。保育園や幼稚園は義務教育でないので自由でいいと思います」(どちらかというと反対)
  • 「優先順位は何か?休日だから出かけるのではないか?と考えてしまう」(どちらかというと反対)

出典:いこーよモニターアンケート2026年3月調査より

なお、反対派の中にも「幼稚園・保育園はいいが小学校からは反対」という声が多く、完全反対というより学校段階によって判断が変わるという保護者が多い印象です。

まとめ

お出かけで子どもを休ませることへの考えは、76%が賛成でした。2023年と比べて賛成派が増え、平日休むことへの意識が保護者の間に定着しつつあるようです。賛成派の声としては、「平日の方が空いていて子どもも楽しめる」という実利的な理由のほか、「子どもとの時間を大切にしたい」「お出かけでの体験価値」を重視する声が寄せられました。

一方で休むことで学習への影響を心配する声も見られます。

平日に学校・園を休んでお出かけすることへの考えは、家庭によってさまざまです。混雑を避けたい、家族の時間を大切にしたい、子どもに体験をさせてあげたいなど、それぞれの思いや事情がある中で、保護者と子どもたちが自分たちなりの選択を受け入れられる社会であってほしいと感じます。

■いこーよアンケート調査概要

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/全国

調査対象/いこーよ会員

調査期間/2026年3月12日〜3月18日

サンプル数/499サンプル

調査分析/いこーよ総研