いこーよの春イベントにおける人気傾向について

気温が暖かくなり年度も切り替わる「春」。気持ちの良いぽかぽか陽気にお出かけ意欲もグっと上がる季節です。入学や進級など、子どもたちの環境も大きく変わる中、ファミリー層は一体どんなことに興味を持ち、どんなイベントに惹かれているのでしょうか?今回は、いこーよの春(3~5月)のイベントの人気傾向について調査・分析をおこないました。春のイベント検討時の参考にしていただけたら幸いです。

目次

春の人気イベントのジャンルについて

春の人気イベントのタグについて

春の人気イベントの参加料金について

春の人気イベントの規模について

いこーよの春イベントにおける人気傾向に関するまとめ

春の人気イベントのジャンルについて

まずは、いこーよの各イベントページのPV(ページビュー)からトップ300のイベントをピックアップし、イベントジャンルに分けて比較してみました。

いこーよ掲載の春の人気イベント

3月から5月の期間、常に人気が高かったのは「屋内」「体験系」「家族で参加」の3ジャンル。こちらの3ジャンルは年間を通しても人気の高いジャンルとなっています。

今回のデータで注目したいポイントは、前シーズンの冬に比べて「アウトドア」「自然派」「知識系」が大きく伸びた点です。

「アウトドア」「自然派」は、どの月も冬と比べて2倍以上数を伸ばしています。暖かくなり緑も増え、屋外へのお出かけ需要が明らかに高くなっています。

「知識系」は学年の変わる3月にもっとも需要が高くなっています。このタイミングで英会話やキッズプログラミング、実験などのイベントに参加し、新しい学びを求めているのかもしれません。

「知識系」のグラフは4月・5月に向けて徐々に下がる形になっていますが、「知識系」イベントの需要が下がったというよりは、4月・5月にレジャー(学びではなく遊び)需要が上がった事(GW影響によるレジャー志向の高まり)による相対的な結果と考えられます。

春の人気イベントのタグについて

続いて、春のイベントの人気タグについてまとめてみました。こちらは、タグを関連するグループに分けて集計しています。
※タグについての詳細はこちらをご確認ください。

いこーよ掲載の春イベントの人気タグ

GWの影響で、春は特に「祝日・連休関連」ワードが多い結果となりました。これは、GWなど大きな連休のある時期に、関連ワードでの検索流入が増えていることを示しており、それだけユーザーの需要も高まっている事が分かります。連休時にイベントを開催される場合は、忘れずに「祝日・連休関連」ワードのタグを登録することをお勧めします。

一方、「季節イベント関連」は他のシーズンに比べて特に低いです。春はお花見やイースター、母の日などの季節イベントがあるものの、「クリスマス」や「花火」などの他季節のイベントと比べると印象や一般認知が低かったり、ファミリー層にとって“イベントに参加して(お出かけして)楽しむ” イメージが高くないのではないかと思われます。

ジャンル同様、「屋外・アウトドア関連」も前シーズンの冬に比べて大きく伸びています。ジャンルは各月2倍ほどの伸びでしたが、タグの方は3倍以上に伸びており、「屋外・アウトドア関連」ワードでの検索流入増が要因と考えられます。

“親子連れ”、“家族で遊べる”などの「親子関連ワード」はどの月も安定的に人気がありました。やはり子どもだけでなく、親も子どもも一緒に楽しめるイベントは年間を通して人気が高いようです。

「無料」ワードは3月と5月に特に上昇する傾向にあります。なにかと物入りな年度末やお金を使う事の多いGW前後は、無料イベントへの興味関心が高まる時期なのかもしれません。

春の人気イベントの参加料金について

続いて、春イベントの参加料金について。人気の高かったイベントの参加料金を500円ごとに分類し集計してみました。
※参加料金は大人、子どもの参加料金の高い方で集計しています。

いこーよ掲載の春イベントの参加料金

前シーズンの冬はは無料イベントと有料イベントがちょうど半々でしたが、春は無料のほうが若干多いという結果になりました。

なお、有料イベントの金額幅の比率は前シーズンと大きく変わらないため、全体的に価格が下がったというより、冬に比べると「なるべく費用を抑える」ではなく、「お金を使わない」志向を持つファミリー層が若干多くなっているようです。

とはいえ、47%のファミリー層は有料イベントに興味を示しているため、「春の有料イベントは集客が特別難しい」というわけではなさそうです。特に2,500円以上の高単価のイベントは、500円以下のイベントに次いで比率が高いため、「高単価イベントだから集客に困る」という状況にはならなそうです。春に限った話ではありませんが、イベント費用に内容が見合っている、その価値があると思ってもらえるイベントである事が何より重要と言えるでしょう。

春の人気イベントの開催規模について

次に、人気イベントの開催規模について調べてみました。イベントの定員数で比較したグラフがこちらになります。
※イベント登録時に定員数を入力しているイベントのみ集計対象

いこーよ掲載の春イベントの定員数

春は50人以上の中~大規模なイベントの比率が半分以上となり、中~大規模イベントの人気が高い傾向にありました。前シーズンの冬は30人以下の少人数制イベントが高い傾向にあったので、季節による傾向差が表れる結果となりました。

中~大規模イベントの内容は、年間を通して人気の高い「コンサート」等の音楽系イベントのほか、かけっこ教室や川遊び、田植えのような農業体験イベントなど、「暖かくなったからこその屋外イベント」が多くなっています。

5月の小規模イベントには、早くも夏休みの自由研究を意識したワークショップ等も。自由研究の参考になりそうなイベントであれば、5月あたりからイベント登録して頂くと効果的かもしれません。

いこーよにおける春の人気イベントの傾向に関するまとめ

今回は、いこーよの春イベントの人気傾向について、2019年3月から2019年5月のデータをもとに調査してみました。毎年大きく傾向が変わるものでもないので、是非今回のデータを、春イベント検討の参考にしていただけたらと思います。

特にイベント登録時にタグを積極的に活用いただくことにより、いこーよの活用価値をさらに上げる事ができるかもしれません。是非、積極的にご活用頂ければと思います。