いこーよの夏イベントにおける人気傾向について
1年でもっともレジャー需要が高まる「夏」。プールや水遊びをはじめとするシーズンレジャーを楽しめる施設も増え、色々なお出かけを満喫できる季節です。子どもたちも夏休みに入り、より一層おでかけ意欲の高まる中、ファミリー層は一体どんなことに興味を持ち、どんなイベントに惹かれているのでしょうか?今回は、いこーよの夏(6~8月)のイベントの人気傾向について調査・分析をおこないました。夏のイベント検討時の参考にしていただけたら幸いです。
夏の人気イベントのジャンルについて
まずは、いこーよの各イベントページのPV(ページビュー)からトップ300のイベントをピックアップし、イベントジャンルに分けて比較してみました。

今回のデータで注目したいポイントは、前シーズン(春)に比べて「屋内」「知識系」のイベント数が特に伸びている点です。
「屋内」は、年間を通して人気の高いジャンルになりますが、6月~7月上旬の梅雨、7・8月の暑さも要因となり、夏は特に多くの屋内イベントが上位にランクインしています。
「知識系」は夏休みの自由研究のヒントとなるイベントを中心に伸びています。テーマが自由だからこそ悩む夏休みの宿題は、子どもたちだけでなく親御さんも一緒にヒントを探してるようです。
また、自由研究だけでなく、キッズプログラミングや英会話のサマースクールなども多数ランクインしていました。子どもたちの時間がしっかりとれる夏休みに、遊びだけでなく学びの機会に、と考えているファミリーも多いようです。なお、6月から8月に向けて徐々にグラフが下がっている傾向を見ると、夏休みの直前や最中に探すのではなく、夏休み前の早い段階から探し始めていることが伺えます。
また、6~8月は春に比べ「無料」の割合が減っています。夏は有料・無料に拘らず、自身の興味が惹かれるイベントに目を向けやすくなる時期なのかもしれません。
「家族で参加」は6月が飛び出る形となっています。詳細を見てみると、7~8月の夏休み期間に開催予定のイベントが多く見られたため、「知識系」と同様に早い段階から夏休み期間に家族で参加できるイベントを探していることが分かります。
夏の人気イベントのタグについて
続いて、夏のイベントの人気タグについてまとめてみました。こちらは、タグを関連するグループに分けて集計しています。
※タグについての詳細はこちらをご確認ください。

夏休みの影響で、7・8月は特に「祝日・連休関連」ワードが多くランクインする結果となりました。これは、春のGWなどと同様、大きな連休のある時期に「祝日・連休関連」ワードでの検索流入が増えていることを示しており、それだけユーザーの需要も高まっている事が分かります。連休時にイベントを開催される場合は、忘れずに「祝日・連休関連」ワードのタグを登録することをお勧めします。
「学び関連」はジャンルと同様、前シーズン(春)に比べて2.5倍以上と大きく伸びています。これは、自由研究を主とした夏休みの宿題に関するワードが激増したことが要因です。6月から大きく伸びていることから、自由研究のヒントとなるイベントについては、タグを登録した上で、早めにイベント登録していただくと良いかもしれません。
「天候関連」は毎月安定して人気の高いワードです。梅雨時期である6月・7月上旬は、“雨でもOK” など雨の日関連のワードが多く、7月・8月は“暑くてもOK”や“涼しい”など、気温や気候に関するワードが多くなっていました。
「季節イベント関連」は7月の七夕関連のイベントや8月の盆踊りや夏祭り関連のイベントが多く、6月から8月に向けて徐々に上がっています。夏祭りなどの夏の季節イベントは、自由研究イベントのように早い段階から探し始めるのではなく、夏休みに入ってから、もしくは直前に探し始めている傾向があります。
「無料」ワードは6月に伸び、7月・8月は下がる形となりました。夏休みに入ってから探し始めるイベントは、有料・無料に左右される事なく、興味関心の高いイベントをチェックしやすい傾向にあるようです。
夏の人気イベントの参加料金について
続いては夏イベントの参加料金について。人気の高かったイベントの参加料金を500円ごとに分類し集計してみました。
※参加料金は大人、子どもの参加料金の高い方で集計しています。

前シーズン(春)は無料のほうが若干多い結果となっていましたが、夏は有料・無料がほぼ半々、むしろ有料の方がやや多い結果になりました。
特に注目したいポイントは、2,500円以上の比較的高単価のイベントが他のシーズンと比較してほぼ2倍と、大きく数を伸ばしている点です。「料金が高くても質の高い体験を」と考えているファミリーの割合が、他のシーズンに比べてかなり高い事が分かります。イベントを企画する施設側としては、夏は若干単価が高くなっても、「夏(休み)にしか、もしくはここでしか体験できない」、そんな希少価値を演出できるようなイベントをご検討いただくと良いかもしれません。
夏の人気イベントの開催規模について
次に、人気イベントの開催規模について調べてみました。イベントの定員数で比較したグラフがこちらになります。
※イベント登録時に定員数を入力しているイベントのみ集計対象

前シーズン(春)は50人以上の中~大規模なイベントの比率が半分以上と、中~大規模イベントの人気が高い傾向にありましたが、夏は30人以下の少人数制イベントの割合が大きく増え、約半数という結果に。これは、自由研究のヒントになるような、科学実験や学び関連のやワークショップを中心に、少人数制のイベントが増えた事が影響しているようです。
中~大規模イベントの内容は屋外で実施される夏祭りやフェス等の、夏ならではのイベントが多くなっていました。
いこーよにおける夏の人気イベントの傾向に関するまとめ
今回は、いこーよの夏イベントの人気傾向について、2019年6月から2019年8月のデータをもとに調査してみました。毎年大きく傾向が変わるものでもないので、是非今回のデータを夏イベント検討の参考にしていただけたらと思います。
特にイベント登録時にタグを積極的に活用いただくことにより、いこーよの活用価値をさらに上げる事ができるかもしれません。是非、積極的にご活用頂ければと思います。