おでかけ施設内での飲食経験および動向に関するユーザーアンケート

おでかけ施設にとって重要な課題指標のひとつであろう「客単価」。来園したユーザーの「客単価」を上げるため、既にたくさんの施設が様々な施策や改善を実施していると思います。施設内での「飲食」も、そんな「客単価」を上げる大きなポイントのひとつではないでしょうか。特にファミリー層の「飲食」が「客単価」へ与える影響は、決して小さいものではないと思います。そこで今回は、小学生以下のお子さんを持つ親を対象に、おでかけ施設内での飲食経験や動向について調査してみました。

目次

おでかけ施設内での飲食経験有無

施設ジャンルと飲食の種別比較

施設内飲食の形態について

おでかけ施設内での飲食費の予算

おでかけ施設内での飲食経験・動向に関するまとめ

おでかけ施設内での飲食経験有無

まずは、施設ジャンルや食事時間を問わず、おでかけ施設内での飲食経験があるかどうかについて。

おでかけ施設内での飲食経験

79%と、全体の8割近い親子がおでかけ施設内で飲食をした事があるとの回答。飲食経験のあるユーザーがかなり高い割合を占める結果となりました。では、おでかけ施設をジャンル別に区切った場合はどうなるのでしょうか。

施設ジャンル別での飲食経験

すべてのジャンルにおいて、約80%以上のユーザーがおでかけ施設内で飲食をしたことがあるとの事。特に「遊園地・テーマパーク」は95%、「動物園」も91%を超える非常に高い結果になっています。いずれにせよ、ファミリーユーザーは「おでかけ施設へ行く=何らかの飲食を伴うもの」と考えて良さそうです。

施設ジャンルと飲食の種別比較

同じ施設内での飲食でも、軽食と夕食とでは客単価も大きく変わってきます。そこで、おでかけ施設内で飲食した種類についてジャンル別に尋ねてみました。

>施設ジャンルと飲食の種別比較

ほとんどのジャンルで、施設内での飲食では「昼食」を取るユーザーがもっとも多く、次点に「軽食」が続きます。

温泉・銭湯については、お風呂代わりに行く場合、来訪時間が遅くなり夕食を施設内で食べるユーザーが多くなるため、昼食と夕食が同程度の数値となっています。また、温泉へのおでかけは宿泊を伴うケースも多い事から、他ジャンルと比べて朝食が多くなっているのも特徴のひとつと言えます。

遊園地・テーマパークは「遊園地・テーマパークへの来園意向・要望に関するユーザーアンケート」でも紹介している通り、来訪したユーザーの78%が4時間以上施設に滞在しているため、昼食に加え夕食もとるユーザーが多く、他ジャンルの施設よりも夕食の数値が高い結果に。

なお、今回アンケートに答えてくれたユーザーの約半数が未就学児の親でした。未就学児ですと、夕食後に疲れて寝てしまうお子さまも多くいると思いますので、ファミリー層の場合、「夕食は自宅で」と考える人が多いのかもしれません。

また、昼食や夕食はジャンルでばらつきがあるものの、軽食だけを見るとどのジャンルでも一定数以上のユーザーが飲食しています。昼食や夕食に比べて単価こそ下がりますが、施設内での飲食施策を実施されていない施設さんは、まず軽食からトライしてみると良いかもしれません。

施設内飲食の形態について

続いて、おでかけ施設内で食事をする場合、施設内のレストランを利用するのか売店を利用するのか、それとも持参するのかなど、施設内飲食の形態について尋ねてみました。

施設内での飲食形態について

こちらは、施設ジャンルでの傾向の違いが顕著に表れています。屋内キッズパーク/遊園地・テーマパーク/水族館/温泉・銭湯/スキー場では「レストラン」を利用、動物園/屋外アスレチック/プール/海水浴場/牧場では「売店」を利用するユーザーが多い結果となりました。

小さいお子さんを連れたおでかけの場合、お弁当などを持参される人も多いのでは?と思っていましたが、施設内の飲食設備を利用しているファミリーユーザーはかなり多いようです。これは、施設側の子連れ客への配慮やサービスがあっての結果でしょうし、施設にとって客単価をあげるには喜ばしい結果といえるのではないでしょうか。

飲食経験の割合や利用状況の結果からも、ユーザーにとっておでかけ施設内で飲食物を購入することに対して抵抗はなく、むしろ積極的に利用している印象です。

では、ユーザーが飲食に使っている予算はどのくらいなのでしょうか。

おでかけ施設内での飲食費の予算

続いて、おでかけ施設内で使うおとな1人当たりの飲食費(1日)の予算について尋ねてみました。

おでかけ施設内で使うおとな1人当たり

501円~1,000円、1,001~1,500円がともに約35%、続いて1,501~2,000円が17.8%と、およそ9割のユーザーが501~2,000円をおとな1人当たりの飲食予算と考えているようです。

施設内で販売する飲食物は500~1,500円程度のものを揃え、合計で2,000円以内にまとめられるようにすると、ユーザーは予算内で利用でき、よりおでかけを楽しく豊かなものにできるのではないでしょうか。

おでかけ施設内での飲食経験・動向に関するまとめ

今回は、おでかけ施設内での飲食経験や動向に関するユーザーアンケート結果を紹介させていただきました。以下、結果をまとめます。

  • 8割のユーザーがおでかけ施設内での飲食経験あり。遊園地や動物園は9割を超える
  • すべてのジャンルの施設において約80%以上のユーザーが施設内での飲食経験あり
  • 施設ジャンル問わず、施設内飲食では「昼食」をとるユーザーがもっとも多い
  • すべての施設ジャンルで「軽食」をとるユーザーが一定数いる
  • 遊園地・テーマパークと温泉・銭湯は、他ジャンルと比べて朝食・夕食の利用率が高い
  • おでかけ施設に弁当などを持参するユーザーは少なく、大半は施設の飲食設備を利用
  • おでかけ施設内での飲食費のおとな1人当たりの予算は501~1,500円が約70%、1,501~2,000円が約20%

ひとつのアンケート結果からの分析ですので、あくまで参考程度ではありますが、貴施設の今後の集客や満足度、顧客単価対策・施策に少しでも役立てて頂ければ幸いです。

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/特に地域の限定はなし

調査対象/いこーよおよびいこーよアプリを利用した小学生以下の子供を持つユーザー410名

調査日程/2021年8月10日~8月15日