おでかけ施設でのお土産購入に関するユーザーアンケート

おでかけ施設にとって、入場した後にどれだけお客さんにお金を使って頂けるかは、客単価の側面から見ても非常に重要な指標ではないでしょうか。施設内での飲食や物販・イベント参加費など、客単価を上げる方法は色々ある中、今回は「おでかけ施設でのお土産購入」にフォーカスをあて、いこーよおよびいこーよアプリを利用した345名のユーザーを対象にアンケートを実施し、調査・分析してみました。

目次

おでかけ施設でのお土産購入経験

お土産を購入した事のある施設ジャンル

お土産購入にかけられる予算について

お土産として購入する商品について

購入したお土産をあげる相手について

おでかけ施設でお土産を購入しない理由

おでかけ施設でのお土産購入に関するまとめ

今回のアンケートに答えて下さった345名の回答者のうち、小学生以下の子供を持つ親は94.8%と、ほぼほぼ小さな子供を持つ親からの回答となっています。以降の数値やデータに関しては、上記属性のユーザーによる回答である事を前提にご覧いただければと思います。

おでかけ施設でのお土産購入経験

まずは、「おでかけ施設でお土産を購入した事があるか」について聞いてみました。ちなみに、アンケート内に注釈を入れる形で、遠方へのおでかけ(旅行)については今回の回答から除外させて頂いています。あくまで「日常のおでかけ」に関するデータとしてご覧ください。

お出かけ施設でのお土産購入経験のグラフ

おでかけ施設でお土産を購入した事があるユーザーは全体の68%。頻度こそ分かりませんが、7割近いユーザーがお土産購入経験ありという状況は、施設さんにとってポジティブに受け止めて良い結果と言えるのではないでしょうか。

ちなみに上記データを、「小学生以上」の子供を持つ親と「小学生未満」の子供を持つ親に分けて比較すると、「小学生未満」の方は「ある」73.9%、「ない」26.1%。「小学生以上」だと「ある」64.3%「ない」35.7%となり、「子供の年齢が低い方がお土産購入率は高くなる」という傾向が出ています。

お土産を購入した事のある施設ジャンル

お次は、どんなジャンルのおでかけ施設でお土産を購入する事が多いのか?について調べてみました。

お土産購入経験のある施設ジャンルのグラフ

「遊園地・テーマパーク」が82.1%、「動物園・サファリパーク・牧場」78.6%、「水族館・植物園」76.5%と、3つのジャンルが他ジャンルを大きく引き離す結果となりました。並べてみると確かに、施設内にお土産売り場が常設されているような大型施設が上位に来ている気がしますね。これらの施設は「施設内でのお土産購入」への抵抗感も非常に低く、物販のポテンシャルはとても高いと言えます。より積極的に物販による客単価増を狙っていって良いのではないでしょうか。

お土産購入にかけられる予算について

続いて、おでかけ施設でのお土産購入にかけられる予算について聞いてみました。入園料以外にも、食費や交通費など、おでかけにはそれなりにお金がかかります。そんな中、ユーザーがお土産購入にかけても良いと思っている予算感はいかほどなのでしょうか。

お土産購入にかけられる予算のグラフ

もっとも多かったのが「2,000円未満」で35%。次いで「2,000円~3,000円」で31%。「3,000円~5,000円」も24%います。「5,000円以上」となるとほんの一握りですね。ファミリーおでかけにおいて、ユーザーがお土産購入にかけられる予算の目安は「3,000円程度」と考えておけば良さそうです。

お土産として購入する商品について

お土産の単価にもよりますが、ファミリーで3,000円以内となると結構厳選しないと予算に収まらない印象です。では、ユーザーはいったいどんな商品をお土産として購入する事が多いのでしょうか。

お土産として購入経験のあるもののグラフ

お土産には「お菓子」を購入するユーザーが圧倒的に多く、86.3%のユーザーに選ばれています。少し間を開けて「ぬいぐるみ」57.7%、そして「キーホルダー等の小物」52.1%、「おもちゃ」48.7%と続きます。

「お菓子」は大人にも子供にもあげられる無難さを感じますが、それ以外の3つはおそらく子供のために購入している物だと思われます。そもそもお土産を誰のために購入するのか?でだいぶ選ぶ商品は大きく変わってきそうです。次はその辺りについて調べてみましょう。

購入したお土産をあげる相手について

お次は、「誰のためにお土産を購入するのか」についてです。改めて、今回はあくまで日常的なおでかけに関するお土産購入についてのアンケート結果ですので、旅行的な観点ははずしてご覧ください。

誰のためのお土産かのグラフ

やはり、「子供用」に購入するケースがもっとも多く58%。続いて「自分・家族用」が25%。そして「友達用」が17%となりました。商品別のデータと照らし合わせると、なんとなく、家族・友達用に「お菓子」、子供用に「ぬいぐるみ・小物・おもちゃ」といったパターンが多そうです。

ちなみに、お子様が「男の子」の場合、「女の子」の場合で、商品別の購入経験を比較してみると、以下のような結果となりました。(男の子、女の子両方のお子様がいる場合は両方にカウントしています)

男女別お土産購入経験のある商品のグラフ

全体的に、子供が「女の子」の場合の方がお土産購入率は高いようです。中でも「ぬいぐるみ」「洋服・帽子」あたりは特に「女の子」側の比率が上がっています。施設に来園されるお客さんの属性によって取り揃える商品も変わってくるでしょうから、「お土産として購入する商品について」のアンケート結果と併せて、貴施設のお土産商品を検討される際の参考にされてみてはいかがでしょうか。

おでかけ施設でお土産を購入しない理由

最後に、おでかけ施設でお土産を購入した事がないユーザーに対して、「お土産を購入しない理由」について聞いてみました。

お土産を購入しない理由のグラフ

53%のユーザーが「(お土産を購入する)必要性を感じない」、30%が「お金がもったいない」と、なかなか手厳しい結果に。このようなマインドのユーザーから購入意欲を引き出すのは難しそうですが、たとえば「ここでしか購入出来ないお土産」を用意する事で「(ここで購入する)必要性」を演出してみると、もしかしたら少し違う結果になるかもしれません。

おでかけ施設でのお土産購入に関するまとめ

  • おでかけ施設でお土産を購入した事があるユーザーは全体の7割程度
  • 子供の年齢が低い方がおでかけ施設でのお土産購入率は高くなる
  • お土産が良く購入される施設ジャンルは「遊園地」「動物園・牧場」「水族館・植物園」
  • おでかけ施設でのお土産購入にかけられる予算の目安は1家族で3,000円程度
  • おでかけ施設でお土産に購入される商品は「お菓子」が圧倒的に多く86.3%
  • 女の子の親の方が購入率が高く、特に「ぬいぐるみ」「洋服・帽子」は比率が上がる
  • 購入しない理由は「必要性を感じない」がもっとも多く、次点は「お金がもったいない」

施設ジャンルや設備にもよりますが、施設内物販による客単価増のポテンシャルはかなり高いと言って良いのではないでしょうか。日常のおでかけとはいえ、子供にとっては大切な想い出の1ページ。お土産のひとつでも買ってあげたくなるのが親心です。ユーザーのおでかけ施設でのお土産購入意欲は非常に高いですし、施設毎のターゲット属性にフィットした商品を取り揃える事で、さらなる収益増に繋げる事が出来るのではないでしょうか。

ひとつのアンケート結果からの分析ですので、あくまで参考程度ではありますが、貴施設の今後の客単価増加戦略・施策検討に少しでも役立てて頂ければ幸いです。

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/特に地域の限定はなし

調査対象/いこーよおよびいこーよアプリを利用したユーザー345名

調査日程/2021年2月1日~2月10日