屋内キッズパークへの来園意向・改善要望に関するユーザーアンケート

ボールプールやすべり台、トランポリンなど、楽しい遊具が盛りだくさん。小さなお子様にとって「屋内キッズパーク」は、まるで天国のような場所ではないでしょうか。今回は、そんな「屋内キッズパーク」への来園意向および改善要望について、いこーよおよびいこーよアプリを利用した345名のユーザーを対象にアンケートを実施し、調査・分析してみました。

目次

屋内キッズパークへの来園経験

屋内キッズパークへのおでかけを決めた時の状況

屋内キッズパークへのおでかけを決めるタイミング

屋内キッズパークへの入場者構成

屋内キッズパークを選ぶポイント

屋内キッズパークのスタッフへの不満

屋内キッズパークにいる他のお客さんへの不満

屋内キッズパークに改善して欲しいポイント

屋内キッズパークへの来園意向・改善要望に関するまとめ

今回のアンケートに答えて下さった345名の回答者のうち、小学生以下の子供を持つ親は94.8%と、ほぼほぼ小さな子供を持つ親の回答となっています。以降の数値やデータに関しては、上記属性のユーザーによる回答である事を前提にご覧いただければと思います。

屋内キッズパークへの来園経験

まず、「屋内キッズパークへの来園経験有無」について聞いてみました。大型ショッピングモールなどのテナントとして入っている施設も多いので、比較的ユーザーの目に触れる機会も多く身近な施設ジャンルだと思いますが、結果はどうなるのでしょうか。

有料屋内キッズパークへの来訪経験のグラフ

「一度も行った事がない」と答えたユーザーが16%いるものの、大半のユーザーは「屋内キッズパーク」への来園経験があるとの事。いかに小さな子供を持つ親にとって「屋内キッズパーク」という施設が必要不可欠な場所であるかが分かります。なお、3歳以上の子供がいる親だけに絞ると、「来訪経験あり」が9割まで上昇しますので、幼児のいるご家庭であれば、ほぼ屋内キッズパークの利用経験があると思って良さそうです。

屋内キッズパークへのおでかけを決めた時の状況

前述の通り、「屋内キッズパーク」は大型ショッピングモール等に入っている事も多い施設なので、買い物ついでに寄ってみたり、突然の雨で「屋内」の施設へ予定変更、のような状況で来園される方も多いのではないか?そんな仮説のもと、お次は「屋内キッズパーク」へのおでかけを決めた時の状況について聞いてみました。

屋内キッズパークへのおでかけを決めた状況のグラフ

「屋内キッズパーク」へのおでかけを事前に計画して来園したユーザーは全体の58%。「買い物など別の予定のついで」が25%。そして「天候による予定変更」が17%となりました。

こちらの結果をどう捉えるかは施設さんによって異なるとは思いますが、いずれにせよ4割のユーザーが「事前の計画」なく来園しているという状況は、他ジャンルではなかなか見られない「屋内キッズパーク」特有の傾向と言えるのではないでしょうか。

屋内キッズパークへのおでかけを決めるタイミング

では、事前に計画を立てて「屋内キッズパーク」へのおでかけを決めている6割のユーザーは、一体いつどのタイミングでその計画を立てているのでしょうか。先ほどのグラフに、計画時期のデータも加えて見てみましょう。

屋内キッズパークへのおでかけを決めたタイミングのグラフ

2日以上前から「屋内キッズパーク」へのおでかけを計画しているユーザーは25%、前日が21%と、おでかけ日の前日以前に計画を立てているユーザーが全体の46%を占めます。一方、突発型を含め、半数以上のユーザーは当日に「屋内キッズパーク」へのおでかけを決めているようです。

おそらく、休日におでかけするユーザーが多いと思われますので、土日祝日の午前中(おでかけする前)あたりに、会員へのメールやSNS通知など、何か来園のきっかけとなるような通知やお知らせを届けてあげると良いかもしれません。

屋内キッズパークへの入場者構成

当然ですが、通常「屋内キッズパーク」に入場するためには大人も料金がかかります。また、「屋内キッズパーク」は基本的に小さな子供が遊ぶ場所であり、大人はその様子を少し離れた場所から見守っている事が多いのではないでしょうか。そうなると、敢えてパパだけ、もしくはママだけが子供と入場するケースも少なくない気がします。そこでお次は、屋内キッズパークへ入場する際の家族構成について聞いてみました。

屋内キッズパークに誰と来訪するかのグラフ

「ママ・パパ両方と」が46%。そして「ママと」が34%、「パパと」が15%と続きます。「ママ・パパ両方と」がもっとも多かったとはいえ、家族全員で入場するユーザーが半数以下というのも、他ジャンルのおでかけ施設ではなかなか無い構成比と言えます。

ちなみに、このデータを子供の年齢(小学生未満の親、小学生以上の親)に分けて比較してみると以下のようになりました。

子供の年齢別の屋内キッズパークに誰と入場するかのグラフ

子供の年齢が低いほど両親揃っての入場率が高く、子供の年齢が上がるとパパの出番が一気に増えるようです。「小さな子供をパパだけに任せておけない」という世の中のママ達の想いが透けて見えるのは私だけでしょうか。

なお、1家族あたりの単価という側面では、入場する親が1人なのか2人なのかで、売上も大きく変わってくると思います。いずれにしても、「両親揃って入場する家族を増やす」という視点は、今後の戦略を考える上で指標のひとつに加えてみても良いのではないでしょうか。客単価向上のために、施設内で様々な子供向けのイベントやワークショップなどを実施されているといった話も時々耳にしますが、例えば企画内容を考える際に「両親揃って参加する事でより子供が楽しめる何か」という視点を加える事で、上記49%の「パパだけ」「ママだけ」のユーザーを「パパ・ママと」に変える事が出来るかもしれません(言うは易く行うは難し・・・ですが)。

屋内キッズパークを選ぶポイント

続いては、ユーザーが「屋内キッズパーク」を選ぶ際に重視するポイントについて。ショッピングモールなど、同一施設内に複数の「屋内キッズパーク」がある事も多い中、ユーザーは一体どんなポイントを重視して「屋内キッズパーク」を選んでいるのでしょうか。

屋内キッズパークを選ぶポイントのグラフ

全体の8割以上のユーザーが重視すると答えたのは、やはり「料金」でした。近くに同じような施設があれば、少しでも安いところを選びたくなるのは当然の心理です。仮に金額自体で近隣施設に勝てないのであれば、せめて料金が記載されている場所には、ユーザーが自然に目に留まる形で「他施設を凌駕するような押しポイント」をしっかりと明記すべきでしょう(料金情報だけ見て離れてしまうお客さんも多そうなので)。

また、3位に入っている「混雑状況」についても工夫の余地があるのではないでしょうか。混雑時に来園したユーザーに対しては、空いている時間帯が分かるように店頭表示してみる。また、自施設の会員に対しては、混雑状況をリアルタイムに通知してあげると喜ばれるかもしれません。

屋内キッズパークのスタッフへの不満

お次は、ユーザーが実際に「屋内キッズパーク」に来園された際に「スタッフに対して感じた不満」についてのアンケート結果を紹介します。

屋内キッズパークのスタッフに不満を感じたことがあるかのグラフ

「不満を感じた事がある」と答えたユーザーは全体の12%とかなり少なく、世の中の「屋内キッズパーク」のスタッフさんがどれだけ誠意をもって丁寧にお客さんと対峙されているかが分かります。では、「不満を感じた事がある」と答えた12%のユーザーの具体的な「不満」について、もう少し掘り下げてみましょう。

フリーアンサーで自由に答えてもらった回答を、「不満」の種別で分けてみたのが以下のグラフです。

屋内キッズパークのスタッフに感じた不満の内容のグラフ

「接客態度」と「目配り」に関する不満が全体の75%を占めています。このような不満を抱かせてしまうスタッフさんはほんの一握りだと思いますが、ユーザーがどういった状況に不満を感じているのか、少しでも参考になればと「具体的な不満」の内容をいくつか抜粋してみました。

  • 【接客態度】
  • 質問や挨拶にきちんと答えてくれないスタッフに当たった事がある
  • 初めての施設でルールを知らず違反した時に激しく叱られて萎えた
  • 子供によって扱い方が違い過ぎるスタッフさんがいた
  • 店員の態度が横柄で対応が悪かった
  • 入り口を間違えたときに、凄く感じの悪い注意の仕方をされた
  • 【目配り】
  • スタッフ同士での会話に夢中で目配りが出来ていない
  • スタッフが近くにおらずカートになかなか乗れなかった
  • マナーが悪い親やルールを無視して遊んでいる子どもを放ったらかし
  • 周囲や子供を見ておらず、危険行為にもまったく注意しない
  • 子供たちを見ないで小綺麗なママさんをよく見ていた

屋内キッズパークにいる他のお客さんへの不満

続いては、「スタッフへの不満」ではなく「他のお客さんへの不満」に関するデータになります。

屋内キッズパークで他の客に不満を感じたことがあるかのグラフ

「スタッフへの不満」が12%と非常に低かったのに比べ、「他のお客さんへの不満」は34%と3倍近く増加。今回は「お客さんへの不満」という形で顕在化していますが、最終的にそれは「スタッフへの不満」「施設への不満」に繋がり、次回以降の再来訪にネガティブに作用しかねません。施設としては、この34%の不満についても決して楽観視することなく、改善に務める必要があると思います。

屋内キッズパークで他の客に感じた不満の種類のグラフ

こちらについても、自由回答で出てきた不満の内容を種類別に分類してみた結果、とにかく「親の放置」に関する意見・不満が圧倒的に多く、全体の74%を占めています。「スタッフへの不満」でも「目配り」が上位に出てきていた事を考えると、(共に「子供達の様子をちゃんと監視して欲しい」という事でしょうから)ユーザーが抱えている不満の大半は「小さな子供を安全に遊ばせたい」という親の想いから生まれていると言えるでしょう。

それではこちらも「具体的な不満」の内容をいくつか抜粋して紹介させて頂きます。

  • 【放置】
  • お子さんを見ずに放ったらかしの方が多いため危険な行動をするお子さんが多いです
  • まだ小さい子供を放ったらかして、親は携帯をいじって見守りしていない
  • 子供が周りの子に迷惑をかける遊び方をしてるのに親が注意しない
  • 親が見ておらず、他の子のおもちゃを取ったり喧嘩になったりする
  • 子供がやりたい放題してるのに親は他の親と会話に夢中で野放しにしてることがあった
  • 【マナー】
  • 共有スペースの専有や子供限定の遊具を大人が利用している
  • 遊具の順番を守らせない。気に入った遊具をずっと使い続ける
  • 対象年齢以上の年齢の子を平気で遊ばせている親がいる
  • 小さな子供がたくさんいる中、大声で子どもを叱るのはどうかと思う
  • 子供が使用したおもちゃをそのままにして帰る親が多すぎる

屋内キッズパークに改善して欲しいポイント

最後は、ユーザーが「屋内キッズパーク」に対して改善して欲しいポイントについて、ストレートに聞いてみました。

屋内キッズパークに改善してほしいポイントのグラフ

50%以上のユーザーが改善を求めるポイントとして選んだのは「入場料金」。もしかしたら「屋内キッズパーク」の一般的な料金設定に対して、世の親たちは「割高感」を感じているのかもしれません。ただ、「どうせならより安く、よりお得に」という思いが親たちから完全に消える事はないでしょうから、仮に料金設定がいくらであったとしても、常に改善要望として上位にあがってくる気もします。

次点の「衛生面」については、「ボールプールに髪の毛がたくさん落ちていて汚かった」や「他の子供たちに手洗いをさせているのか気になる」など、前述の「不満」に関する回答の中にも散見されたテーマのひとつです。特にコロナによって、より「衛生面」に過敏になっている世の中ですから、除菌や清掃を徹底的におこない清潔な環境を保つ事はもちろん、対策を実施している様子や姿を、敢えてお客さんに見せる・伝えるという事が、今後はより重要になってくるのかもしれません。

屋内キッズパークへの来園意向および改善要望に関するまとめ

  • 幼児のいる家庭であれば、ほぼ屋内キッズパークの利用経験がある
  • 4割のユーザーは「事前の計画」なく屋内キッズパークへ来園している
  • おでかけ日の前日以前に計画を立てて来園するユーザーは全体の46%
  • 屋内キッズパークに入場する際に家族全員で入場するユーザーは半数以下
  • 子供の年齢が低いほど両親揃っての入場率が高くなる
  • 屋内キッズパークを選ぶ際に重視するポイントの上位は「料金」と「遊具の種類」
  • 屋内キッズパークのスタッフに対して「不満を感じた事がある」ユーザーは全体の12%
  • スタッフへの不満は「接客態度」と「目配り」に関する意見だけで全体の75%を占有
  • 屋内キッズパークにいる他のお客さんに対して「不満を感じた事がある」ユーザーは34%
  • 他のお客さんに対する不満は「親の放置」に関する意見が圧倒的に多く全体の74%
  • 屋内キッズパークに対して改善を求めているポイントは「入場料金」と「衛生面」

というわけで、今回は「屋内キッズパーク」という施設ジャンルに特化したアンケートを実施してみました。「半数以上のユーザーが来店を当日に決める」「家族全員で入場するユーザーが半数以下」など、「屋内キッズパーク」特有の傾向もしっかり表れていましたし、ユーザーが「屋内キッズパーク」に対して抱えている不満についても、分かりやすく整理する事が出来たのではないでしょうか。

ひとつのアンケート結果からの分析ですので、あくまで参考程度ではありますが、貴施設の今後の戦略策定・施策検討に少しでも役立てて頂ければ幸いです。

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/特に地域の限定はなし

調査対象/いこーよおよびいこーよアプリを利用したユーザー345名

調査日程/2021年2月1日~2月10日