チャイルドシートは6歳を過ぎたら必要ない? 年齢別チャイルドシート事情を徹底調査!/いこーよ総研ユーザーアンケート

6歳未満の子どもを車に乗せる際は、チャイルドシートなどの乳幼児用補助装置の使用が義務づけられています。また、6歳以上でも身長150センチ未満の子どもには着用することが推奨されています。そこで今回は、チャイルドシートやジュニアシートなどの使用について調査しました。さまざまなチャイルドシートがありますが、どの年齢でどのタイプのものを使用しているのか、6歳以上の着用率などについて、ユーザーアンケートをもとに分析しています。

ポイント

子育て世代の車の保有率は86%

赤ちゃん世代では新生児期から使えるチャイルドシート型が人気

幼児期ではチャイルドシート(ジュニアシート)派が圧倒的多数、ブースターシート使用は4歳から増加傾向

義務ではなくなる6歳以上では「使用していない」が約3割

高学年や身長が140センチ近くになると着用率は低め

使用しない理由は「法的に問題ないから」「サイズアウトした」「シートベルトで十分」

安全性や取り付け方の簡易さ、座り心地、価格に対する意見も

まとめ

子育て世代の車の保有率は86%

まず、子育て世代の車の保有について聞きました。

「保有している」が86%で、多くの家族が車を保有し、利用しています。

出典:いこーよ2024年10月ユーザーアンケートより

赤ちゃん世代では新生児期から使えるチャイルドシート型が人気

車を保有しているという人に、チャイルドシートの使用について尋ねました。

まず、0〜1歳のお子さんについて見てみましょう。子どもに現在ベビーシートを使用しているかを聞いた結果が以下です。

※ ベビーシートとは、赤ちゃんを横にして寝かせた姿勢で乗せられる、車の座席に装着するカゴ型のシートを指します。持ち運びができるキャリータイプ、車に装着したままのチャイルドシートタイプなどがあります

「新生児から使えるチャイルドシートタイプ」を使用している人が85%、「キャリータイプのベビーシート」が10%という結果でした。 チャイルドシートタイプは生後まもなくから幼児期まで比較的長い期間で使用できるのが、人気の理由と考えられます。

出典:いこーよ2024年10月ユーザーアンケートより

幼児期ではチャイルドシート(ジュニアシート)派が圧倒的多数、ブースターシート使用は4歳から増加傾向

次に、2歳から6歳未満の子どもがいる家庭に、チャイルドシートもしくはジュニアシート、ブースターシートを使用しているかを尋ねました。

※ ブースターシートとは、車の座席に設置する、座面を高くするための背もたれのないシートを指します

「チャイルドシートやジュニアシートを使用」が68%、「ブースターシートを使用」が29%でした。幼児期では、背もたれまであるチャイルドシートやジュニアシートを使用している人が大多数です。

出典:2024年10月いこーよユーザーアンケートより
※2~6歳未満の子どもが複数いる場合は、長子に絞って回答してもらい集計

年齢別に見ていきましょう。

2歳では、ほとんどの人がチャイルドシート(ジュニアシート)を使用しており、3歳でもチャイルドシート(ジュニアシート)派が多数でした。 4歳になるとブースターシート使用の割合が約4割近くまで増えています。

4歳ごろから、子どもの身長や体格などに応じて、ブースターシートに移行する人が少しずつ増加するからと思われます。

出典:2024年10月いこーよユーザーアンケートより

義務ではなくなる6歳以上では「使用していない」が約3割

6歳以上になるとチャイルドシートの使用義務はなくなりますが、身長150センチ未満であれば着用が推奨されています。6歳以上の使用状況はどうなのでしょうか。

「チャイルドシートやジュニアシートを使用」が43%、「ブースターシートを使用」が27%、そして「使用していない」という回答が30%でした。

出典:2024年10月いこーよユーザーアンケートより
※6歳以上150センチ未満の子どもが複数いる場合は、長子に絞って回答してもらい集計

高学年や身長が140センチ近くになると着用率は低め

内訳を詳しく見ていきましょう。まず、年齢別に見た結果です。

小学校低学年の6~8歳では、チャイルドシート(ジュニアシート)を使用している子どもは49%、ブースターシートの使用が29%でした。約80%の子どもが何かしらの補助装置を使用していましたが、一方で「使用していない」という子どもも20%ほど見られました。

小学校高学年の9~11歳では、身長150センチ未満でも「使用していない」という割合が約40%まで増加しています。

12歳以上は参考値となりますが、使用していないという人が半数を超えました。

出典:2024年10月いこーよユーザーアンケートより

身長別で見た結果はどうでしょうか。

120センチ未満では、チャイルドシートやジュニアシートの使用が54%、ブースターシートの使用が35%で、合わせると約90%の人が補助装置を使用していることがわかります。

一方で、120~130センチ未満になると「使用していない」が22%。130~140センチ未満になると「使用していない」が37%まで増加しています。そして、140センチ以上になると「使用していない」という割合は半数以上の62%まで大幅に増加していました。

150センチ未満はチャイルドシートの着用が推奨となっていますが、小学校高学年以上や身長が140センチ近くになると、チャイルドシート(補助装置)を使用している人は少数になることがわかりました。

出典:2024年10月いこーよユーザーアンケートより

使用しない理由は「法的に問題ないから」「サイズアウトした」「シートベルトで十分」

6歳以上で身長150センチ未満の子どもがいて、チャイルドシートやジュニアシート、ブースターシートを使用していないという人に、その理由を聞きました。一部抜粋してご紹介します。

「法的に問題ないから」「子どもが成長したためにサイズが合わなくなった」「座るのを嫌がる」という声が多く目立ちました。

【法的に問題ないから】
・7歳になり、不要という認識。最近、推奨が変わってどうしようか検討中
・車購入時点で6歳以上だったので買わなかった
・法的に必要ない
・6才以上は任意という認識だったので、使用をやめました

【 子どもが成長したため・サイズアウトしたため】
・保育園を卒業してチャイルドシートが小さくなってきてしまったため
・サイズアウトしました
・身長140センチを超えて窮屈になり使用しなくなった
・ブースターシートを使用していたが、おしりが窮屈になった
・小学校入学まではチャイルドシートやジュニアシートを使っていたが、小学校入学とともに処分してしまったから
・体重が44キロあり、大きいため
・身体が大きくなったから
・以前は使用していたが、140センチを超えたときに不要と判断した
・チャイルドシートは利用していたが、小学生のタイミングで取り外しました シートベルトの付け方で子供が亡くなる事故があり悩むとこですが後部座席に乗せてます

【座るのを嫌がる、座り心地が悪い】
・子どもが嫌がります
・本人が嫌がる
・本人が、狭くて座りづらいという理由で嫌がるから
・座る所がきつい
・おしりがいたいと言うので
・座席面が小さい

【シートベルトで十分と感じる】
・(チャイルドシート等より直接)シートベルトをつける方が安全だと認識しているため
・シートベルトで問題ないように思えたので
・シートベルトをしているから
・無くてもシートベルトが出来ているから
・シートベルトで事足りる
・体格も良く、使用しないほうがそつなくシートベルト出来るため

【その他】
・後部座席に3人乗れないから
・必要無さそうな感じがするから

安全性や取り付け方の簡易さ、座り心地、価格に対する意見も

最後に、ベビーシート、チャイルドシート、ブースターシートについて思うことや希望などがあるかを聞きました。自由回答で聞いた結果を一部抜粋してご紹介します。

安全性、取り付けの簡易さや、座り心地や使いやすさ、通気性などへの要望の声が多く寄せられました。

【安全性について】
・子どもが抜け出してしまう事が度々あります 何か対策出来るようにお願いします
・まずはISOFIX適合は絶対条件 その上で、身長が例え規定に達していても、幼児のうちはチャイルドシートで頭部まで保護されるものを使う方が良いと思う。横転や側面衝突の可能性を考慮すると、子供の頭頸部の保護は絶対だと思う
・本当に安全なのかよくわからない シートベルトで固定するのみなのでグラグラしている
・最近の子どもが絡む事故について、高学年向けのチャイルドシートでも身を守れるか心配だなと感じています
・チャイルドシート、ブースターシート共に持っていて、近場はブースターシート、遠方はチャイルドシートと分けて使っています 正直、ブースターシートの安全性がいまいち信用できていません
・2才になる頃に、1番きつく締めてもチャイルドシートの両腕のベルトをすり抜けるようになりました そのため、市販されているリュックの肩ベルトをつけてすり抜けないように工夫しています 1歳頃まではすり抜けることはないかもしれませんが、はじめから肩ベルトがついていると良いと思いました

【取り付けや固定する際の簡易さについて】
・設置が簡単だとありがたい
・設置はしているが正しく装着できているのかが分からないので、不安になる
・車を複数所有している時にチャイルドシートを付け替えるのが面倒
・取り付けが簡単になれば良い 
・固定のしやすさ、説明書のみやすさ
・女性でも簡単に取り付け取り外しが出来るものがいいですね
・安全のため仕方ないが、もう少し簡単に着脱できるものがあればいいなと感じている
・ISOFIXタイプを使用しているが、足がないタイプのISOFIXチャイルドシートが普及してほしい 足があるとシートを動かすのに、いちいち固定を解除し、設置し直すのが面倒
・説明書がすぐ手元にない事が多いので、元々どこかにQRコードなど貼ってあると嬉しい

【座り心地やベルトの使いやすさについて】
・座り心地がもう少し良ければと思う
・座り心地の良いもの
・もっと座り心地がいいものがあれば嬉しいです
・軽くて丈夫でおしりが痛くならないものが欲しい
・寝る時に首がガクンとならない設計のものが欲しいです
・子どもが寝た時に頭がガクンと落ちてしまうので、それ対策のグッズがあるといいなと思います
・どれもリクライニングが付いているとありがたい
・シートベルトの仕様も考えて欲しいです
・シートベルトの位置が微妙に邪魔に感じます
・ジュニアシートは子ども自身でシートベルトがしにくい
・乳幼児の時は、ある程度固定が必要なので現状のままの形で良いと思うが、小学生以上で体も大きくなってくると、大人と同じで椅子の快適性を求めてくると思う シートベルトの位置が大事だと思うので、その子によってクッションの高さを調整できるようなシートにしてほしいと思う 
・ジェットコースターのアトラクションの肩ベルトみたいに下ろして1回で装着できるものがあったら便利だと思う
・シートベルトのように簡単に引き出して伸び縮みしロックがかけられると良いと思います 急な引っ張りには止まるようなタイプ
・肩ベルトがすぐ捻れて使いにくい 装着する時にいちいち広げないといけないのが面倒臭い

【コンパクトさについて】
・カーシェアにはチャイルドシートがついていないので、カーシェアのためにチャイルドシートを購入した その都度重いシートを運んでつけるのが大変 軽くて頻繁な着脱前提のシートが開発されたら嬉しい
・実家の車や、お友達の車に乗せて貰ったり、乗せてあげたりする時に、簡単に移動できたり、予備で置いておけるコンパクトな物があると良いなといつも思ってます
・実家の車などに乗る時に利用するので、コンパクトになったら嬉しいです
・後部座席に3台設置できるスリムタイプが欲しい
・ISOFIXタイプを購入したのですが、普通車のコンパクトカーだと、シートベルトとの間隔が狭くて、シートベルトをはめるのに苦労します コンパクトカータイプを作ってもらえると嬉しいです
・使わないときコンパクトになる仕様にしてほしい
・存在感大きくて嫌だ
・重過ぎて付け替えなどが大変なのでもっと軽いと良いなと思います

【 通気性や暑さ対策などの機能性について】
・チャイルドシートをするといつも汗だくで嫌がるのでたぶん暑いのだと思います もう少し通気性の良いチャイルドシートがあればと思います
・狭くて暑いので夏は冷房つけていても汗だくでかわいそう
・夏は通気性が悪くて暑そう
・車内の気温が40度近く上がり、チャイルドシートが灼熱地獄となっている エアーベンチレーションのあるシートが欲しいが、高価すぎて手が出せない
・撥水機能が欲しい
・洗えたらよい
・おもらししたときのために、取り外しできて洗濯がしやすいとうれしい
・定期的洗いたいが洗える部分の脱着が大変なので、スポンジや布生地のところが簡易的に脱着出来るともっと衛生的に使えるので何とかしてほしい

【 子どもの成長に対応したもの】
・体格にも対応出来るものが、あれば尚良い
・娘が標準より大きめなので、安いものではなかったのに、早く使えなくなりそう…
・10歳の子にブースターシートを付けようとしたけど、大柄な子だったので小さくて使えなかった

【価格について】
・もっと安いものがあればありがたい
・価格が高い 車が2台あるとその分買わないといけない
・ベビーシートは車と同様にいろんな基準が出て、毎年値段高くなっている
・べビー、チャイルドシートは必要だと思います 安いものではないので買うのも買い替えも悩むところ 安全を考えたいがもっと気楽に購入できるものがあるとよい
・我が家は子どもが一人だから良いですが、複数のこどもがいる場合経済負担が大きい

【ブースターシートについて】
・ブースターシートにもISOfixタイプのものが欲しい
・ISOFIXに安心感があるため、ブースターでも何とか設置できる商品があればなと感じる
・ブースターシートの安全性

【その他】
・大人も150センチ未満なので、大人用のブースターシートがあるといいなと思う
・チャイルドシートがあるから絶対安全ということでもないし、1歳から3歳くらいのこどもには負担でしかない 無理な姿勢で寝なければならなかったり、嫌がって抜け出していたり、かえって危ないと思います
・収納ができない、処分が大変なので、必要性を感じつつもなかなか買えません
・テーブルがセットできたりすると助かる
・サブスク等も良いかと思います
・自治体で貸し出しをしてほしい
・座高が高くなり、運転時に邪魔になる
・どうしても嫌がって大泣きするので困ってます、、、

まとめ

今回の調査では、子育て世代の車の保有率は8割以上と非常に高いことがわかり、チャイルドシートの使用については、年齢によって大きく差がありました。

新生児期から1歳までは「新生児から使えるチャイルドシート」が大多数に選ばれており、長期間使用できることが魅力のひとつと考えられます。3歳になると、チャイルドシートやジュニアシートの使用が約7割、さらに4歳以上になるとブースターシートの使用が徐々に増加する傾向が見られました。

6歳を超えるとチャイルドシートの法的義務がなくなるため、「使用していない」と回答した家庭は約3割に達しました。特に小学校高学年や身長が140センチ近くになると、補助装置を使用する割合が低くなる傾向が強く、身長150センチ未満でも使用しない家庭が増加しています。この理由としては、「法的に問題ない」「子どもが成長してサイズアウトした」「シートベルトで十分」という意見が多く、座り心地の悪さや子ども自身が嫌がることも要因として挙げられています。

チャイルドシートやブースターシートに対する改善要望も多岐にわたりました。特に安全性、取り付けの簡易さ、座り心地や使いやすさ、通気性などについての意見が多く寄せられています。安全面では、ブースターシートの安全性に対する疑問も挙げられました。

この夏、子どものチャイルドシート未着用による事故が発生しました。チャイルドシートやジュニアシート、ブースターシートは車内での子どもの安全を守る重要なアイテムです。子どもの成長に伴い、シートの使い方や必要性が変化する中で、安全性と快適さを両立させたシートの需要は高まっていると思われます。家族の車での移動やお出かけを楽しむためにも、安心できる補助装置を見直してみてもいいかもしれません。

■いこーよユーザーアンケート調査概要

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/全国

調査対象/いこーよ及びいこーよアプリを利用したユーザー

調査期間/2024年10月7日~10月16日

サンプル数/347サンプル

調査分析/いこーよ総研