ポイント
▶まとめ
前回の記事では、子どもの学習習慣を「いつから・何から始めたか」について紹介しました。今回は、いこーよモニターアンケートをもとに、現在の家庭学習の方法や、学習習慣を続けるための工夫、教材選びのポイント、そして保護者が感じている悩みや不安について紹介します。
▶まとめ
学習習慣が定着していると回答した家庭に、現在取り組んでいる学習方法を聞きました。
最も多かったのは「学校の宿題(45%)」でした。学校から出される宿題が、家庭学習の中心になっている家庭が多いことがわかります。
次いで、「絵本の読み聞かせ・音読(43%)」、「家庭で用意したドリル・ワークブック(37%)」と続き、家庭で取り入れやすい学習を日々の習慣としている様子がうかがえます。
また、「習い事の宿題(26%)」や「タブレット教材の通信教育(25%)」も上位となりました。通信教育については、紙教材よりもタブレット教材の利用が多く、自動採点や動画解説など、子どもが一人でも取り組みやすい点が支持されていると考えられます。

出典:いこーよモニターアンケート2026年1月調査より
家庭での学習方法は、子どもの成長に合わせて少しずつ変わっていきます。現在の家庭学習について、年齢別に見ていきましょう。
0〜2歳では「絵本の読み聞かせ・音読」が92%と圧倒的多数で、親子のふれあいを通じた関わりが学びの中心になっています。
3〜5歳になると、「家庭で用意したドリル・ワークブック」が45%に増加し、少しずつ「机に向かう学び」も加わってきます。また、「タブレット教材の通信教育」や「スマホ・タブレットの学習アプリ」を活用する家庭も増え、学びの選択肢が広がっています。
小学生では、「学校の宿題」が家庭学習の軸となってきます。「家庭で用意したドリル・ワークブック」や「タブレット教材の通信教育」を取り入れている家庭も多く、さらに「習い事の宿題」や「塾の課題」など、学校外の学びの割合も高まっています。
また、「自主的な読書や調べ学習」は小学4〜6年生で20%となり、ほかの年齢より高い結果となりました。この年代では子ども自身が興味関心を起点に、学びを広げている様子がうかがえます。

出典:いこーよモニターアンケート2026年1月調査より
学習習慣を続けるために、家庭ではどのような工夫をしているのでしょうか。
最も多かったのは「親が声かけをしている(51%)」でした。半数以上の家庭で、保護者が学習を促す役割を担っていることがわかります。次いで、「短時間でも毎日取り組むようにしている(46%)」が続きました。長時間まとめて学習するよりも、「毎日少しずつ」を意識している家庭が多数です。
また、「親も一緒に学ぶ/教える(31%)」という回答も3割を超えており、保護者が関わりながら学習を支えている家庭も少なくありません。そのほか「あまりきっちりと計画を立てすぎない(28%)」という声も見られました。無理にスケジュールを管理しすぎず、状況に応じて柔軟に進めることも、学習習慣を長く続けるポイントと考えられます。
一方で、「学習する時間を決めている(28%)」という回答も同程度に。学習を生活リズムの中に組み込むことで、継続しやすくしているという家庭も多いようです。

出典:いこーよモニターアンケート2026年1月調査より
年齢別に見ると、学習習慣を続けるための工夫にも違いが見えてきました。
未就学児では、「一緒に学ぶ」「あまりきっちりと計画を立てすぎない」など、親子の関わりや子どもの気分に合わせた工夫が多く見られます。
一方、年齢が上がるにつれて、「親が声かけをする」「短時間でも毎日取り組む」「時間や場所を決める」といった、学習を生活リズムの中に組み込む工夫が目立つようになります。

出典:いこーよモニターアンケート2026年1月調査より
家庭で学習教材を選ぶ際、保護者はどのような点を意識しているのでしょうか。
最も多かったのは「子どもが興味を持てる内容かどうか(65%)」でした。次いで「続けやすさ(短時間で取り組める、習慣化しやすい)(60%)」が続いています。子ども自身が「やりたい」と思えること、そして無理なく続けられることが、教材選びの大きなポイントになっていることがわかります。
続いて、「費用(コストパフォーマンス)(46%)」、「教材の難易度が子どもに合っているか(41%)」が挙げられました。
一方で、「学校のテストや成績につながるか(12%)」や「口コミや評判(12%)」は少数派。成績アップや周囲の評価よりも、子どもに合うかどうかを重視している家庭が多数でした。

出典:いこーよモニターアンケート2026年1月調査より
最後に、子どもの学習習慣について、保護者が感じている悩みや不安を聞きました。
最も多かったのは「集中力が続かない(37%)」でした。次いで、「毎日続けるのが難しい(34%)」、「勉強を始めるまでに時間がかかる(33%)」と続いています。上位には、「やる気」や「続けること」に関する悩みが並びました。
学習習慣が定着している家庭でも、毎日の生活の中で安定して学習時間を確保することや、学習モードへの切り替えに難しさを感じている様子がうかがえます。
また、「親の声かけがないと勉強しない(32%)」という回答も3割を超えました。学習習慣が身についていても、保護者の関わりが欠かせない家庭も少なくありません。
さらに「遊びやゲームとのバランスが難しい(25%)」、「子どもが学習することが好きではない(15%)」と続き、学習と遊びの両立に悩む声も見られました。

出典:いこーよモニターアンケート2026年1月調査より
現在の学習習慣で取り組んでいることは、「学校の宿題」「読み聞かせ・音読」「ドリル・ワークブック」「通信教育」が上位となりました。年齢が上がるにつれて、「塾の課題」や「自主的な読書・調べ学習」も加わり、学びの幅が広がっていく様子が見られます。通信教育については、タブレット教材を活用している家庭が多いこともわかりました。
学習習慣を続けるための工夫としては、「親の声かけ」や「短時間でも毎日続ける」といった日々の積み重ねを大切にしている家庭が多数です。教材選びにおいても、成績や成果より「子どもが興味を持てるか」「無理なく続けられるか」という点が重視されていました。
一方で、「集中力が続かない」「毎日続けるのが難しい」といった悩みを抱える家庭も少なくありません。学習習慣を維持していくためには、生活リズムを整えることや、その子に合ったサポートの仕方を工夫していくことが重要だと言えそうです。
子どもが学習習慣を始めた年齢、きっかけなどを調査したレポートはこちら
■いこーよアンケート調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/「いこーよ」会員
調査期間/2026年1月15日~1月21日
サンプル数/541サンプル
調査分析/いこーよ総研