花粉症によるおでかけ意欲への影響に関するユーザーアンケート

春になると、天気予報では毎日のように花粉の飛散量予報が流れ、花粉が多く舞う日には外に出るのが憂鬱に・・・、そんな花粉症持ちのユーザーも少なくありません。そこで今回は「花粉症によるおでかけ意欲への影響」について、いこーよおよびいこーよアプリを利用した小学生以下のお子様を持つ306名のユーザーを対象にアンケートを実施し、調査・分析してみました。

目次

ユーザー(家族)の花粉症罹患状況

花粉症がおでかけ意欲に与える影響

花粉症が集客に影響を与えやすい施設

花粉症時期のおでかけ時に気を付けている事

ユーザーがおでかけ施設に求める花粉症対策

花粉症によるおでかけ意欲への影響に関するまとめ

ユーザー(家族)の花粉症罹患状況

今回、花粉症をテーマにおでかけ意欲への影響について分析してみようと思うのですが、そもそも世の中の花粉症ユーザーの数ってどのくらいなのでしょうか。まずは、家族の中に花粉症持ちの人がいるかどうか?について聞いてみました。

花粉症持ちの家族の有無についてのグラフ

なんと83%のユーザーが、少なくとも1人は花粉症を持っている家族がいると答えています。「いる」と答えたユーザーの中でもそれぞれ症状に程度の差はあるとは思いますが、これだけの割合で花粉症持ちの家族がいる事を考えると、やはり花粉症はこの時期のおでかけ意欲にそれなりの影響を与えているのかもしれません。

さらに、家族の中の誰が花粉症を患っているのか?についてもう少し深掘ってみましょう。

花粉症を患っている人についてのグラフ

家族の中に花粉症の人がいると答えたユーザーのうち、「ママ」が花粉症を持っている割合は66.8%、「パパ」が55.9%、さらに「(小学生以下の)子供」が30.9%。大人の罹患率の高さはもちろん、小学生以下の子供のおよそ3人に1人が既に花粉症を持っているという結果にも驚きです。

花粉症がおでかけ意欲に与える影響

続いて、花粉症がおでかけ意欲や意向にどれだけ影響を与えるのか?について。花粉症が原因でおでかけ自体をやめてしまったり、花粉の飛散する屋外施設から屋内施設に行き先を変えたりと、ユーザーのおでかけ行動に何らかの影響を与えている可能性は十分に考えられます。

花粉症がおでかけに与えた影響についてのグラフ

半数以上のユーザーは、花粉症によるおでかけへの影響は「特になし」。さらに花粉症によっておでかけ自体をやめてしまうユーザーは全体の7%程度と非常に少数でした。ひとつの結論として、「花粉症はファミリーのおでかけ意欲(おでかけする・しない)にはほとんど影響していない」と言っていいのではないでしょうか。

ただ、花粉症(花粉の飛散状況)によって「おでかけ先を変更した」ユーザーが20%以上いますので、もしかしたら屋外施設にとっては多少ネガティブな影響、逆に屋内施設にとってはポジティブな影響を与えているのかもしれません。そのあたりについて、もう少し深掘ってみます。

花粉症が集客に影響を与えやすい施設

続いて、ユーザーが「花粉症時期に行きたくない」と思うおでかけ施設について聞いてみました。先ほどのデータでは「花粉症によっておでかけ先を変更した」ユーザーが20%いるという結果でしたが、「どんなおでかけ施設がそのような影響を受けているのか」がこちらのデータで見えてくると思います。

花粉症の時期に行きたくない施設のグラフ

もっとも多かった回答は「特になし」。おでかけ先を選ぶ際、花粉症の家族がいても特に行き先の選択に影響しないユーザーが半数という結果に。以下、10%~20%あたりに「植物園」や「キャンプ場」「公園」「遊園地」などの「屋外施設」が綺麗に並んでいます。非常に分かりやすく「屋外施設」、特に樹木が多そうな施設への拒否感が表れていると言えるでしょう。

逆に、花粉症の季節にユーザーが「行きたい」と思うのはどのような施設なのでしょうか。

花粉症の時期に行きたい施設ジャンルのグラフ

「屋内キッズパーク」「水族館」に行きたいと答えたユーザーがそれぞれ50%近く。春先の花粉症ユーザーにとって、この2ジャンルは圧倒的に強い(人気な)ようです。それ以下もやはり上位には「屋内施設」が並びます。「行きたくない施設」のデータと合わせて考えると、やはり花粉症によって「屋外施設」から「屋内施設」への「行き先変更」が多少なりとも生まれていると思って間違いないでしょう。

春先は天候的にもぽかぽか陽気で、屋外のおでかけがより楽しくなるシーズンではありますが、一方で花粉症によって真逆(屋外⇒屋内)の意向が働いているユーザーが20%程度いるという事実は、屋外、屋内の施設さんともに認識しておいた方が良いかもしれません。

花粉症時期のおでかけ時に気を付けている事

続いて、花粉症時期のおでかけにおいて、ユーザーが特に気をつけている事について自由に答えてもらいました。回答を大きく分けると「移動」「薬」「ティッシュ」「マスク」「服装」「帰宅後」の6つの項目に分類されます。それぞれの回答をいくつか抜粋してみました。

  • ◎移動
  • 車での移動&窓を開けないこと
  • 屋外の移動は極力避ける、基本車移動
  • 外移動になるべく時間をかけないように
  • ◎薬
  • 花粉症の薬は常備し花粉症ブロックスプレーを使う
  • アレルギー用の目薬、飲み薬を持参する
  • とにかく早めの薬(内服、点眼、点鼻)を欠かさないことで症状を抑えてます
  • ◎ティッシュ
  • ティッシュを多めに持ち歩く。鼻をかんだゴミを入れる袋を持ち歩く
  • 大量にティッシュを使うので特に柔らかいものを持ち歩いています
  • 質の良いティッシュを多めに持参する
  • ◎マスク
  • マスクの上から花粉を寄せ付けないスプレーをする
  • マスクを2枚重ねて花見に行きました
  • すぐに汚れてしまうので替えのマスクも何枚か持っていきます
  • ◎服装
  • 花粉が付着しにくいナイロン素材のアウターにする
  • 服装などをツルツル素材にするなど
  • 帽子を被り、少しでも花粉が付くのを防ぐ
  • ◎帰宅後
  • 帰宅後は必ず入浴して鼻うがいする
  • 帰ってきた際は家に入る前に服をはたいて室内への花粉侵入を防ぐ

ユーザーがおでかけ施設に求める花粉症対策

最後に、おでかけ施設に求める花粉症対策について聞いてみたところ、大半の要望が「屋内施設」に対するもので、屋外施設への要望として上がってきたのは「花粉飛散の注意喚起の明示」「近くの木の種類の掲示」「スギ・ヒノキを植えないで欲しい」などの数件でした。逆に「施設に求める事でもないと思う」「自然が多い場所だと仕方がないのかな」「施設にそんな事求めてもしょうがない」と、花粉症に対する対策はユーザー側がすべきものという意見の方が多かったくらいです。

一方、「屋内施設」に対して多かった要望は「空気清浄機」「加湿器」「エアドライヤー」などの設備に関するものばかり。まとめると、花粉を施設内に持ち込ませずに、花粉のない清浄な空気環境と湿度を保つ工夫をしてもらえると嬉しいという事でした。

花粉症によるおでかけ意欲への影響に関するまとめ

  • 83%のユーザーが、少なくとも1人は家族の誰かが花粉症を持っている
  • 小学生以下の子供のおよそ3人に1人は既に花粉症を持っている
  • 花粉症によっておでかけ自体をやめてしまうユーザーは全体の7%程度と少数
  • 花粉症(花粉の飛散状況)によって「おでかけ先を変更する」ユーザーは全体の20%以上
  • 花粉症時期に行きたくない施設は「植物園・キャンプ場・公園」等、樹木の多い屋外施設
  • 逆に花粉症時期に行きたい施設は「屋内キッズパーク」「水族館」の2ジャンルが圧倒的
  • ユーザーがおでかけ施設に求める花粉症対策は、ほとんどが「屋内施設」に向けたもの
  • 屋外施設への要望は「花粉飛散の注意喚起の明示」「近くの木の種類の掲示」など
  • 屋内施設への要望は「花粉を施設内に持ち込ませず清浄な空気環境と湿度を保つ工夫」

花粉症によりおでかけ自体を取りやめてしまう、そんなおでかけ意欲への直接的な影響は非常に少ないという結果となり、少し安心しました。ただ、おでかけ先の選択においては少なからず(20%程度)影響を与えている事も分かりました。冒頭のデータにもあった通り、もはや花粉症を持つファミリー顧客は全体の8割を超えている状況です。花粉症対策として特に要望の多かった、屋内施設への「空気清浄機」「加湿器」「エアドライヤー」の設備導入については、対象者(花粉症ユーザー)の割合を考えると、これによる満足度向上の伸びしろは意外と侮れないのかもしれません。

ひとつのアンケート結果からの分析ですので、あくまで参考程度ではありますが、貴施設の今後の花粉症シーズンへの対策・施策に少しでも役立てて頂ければ幸いです。

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/特に地域の限定はなし

調査対象/いこーよおよびいこーよアプリを利用したユーザー306名

調査日程/2021年3月1日~3月10日