子どものゲーム利用に保護者の不安は尽きず…視力・依存・課金にどう対策する?【子どものゲーム利用調査③】/いこーよ総研ユーザーアンケート

子どもたちにとってスマホやタブレット、ゲーム機、PCなどでのゲームが身近な存在となる中、利用の低年齢化やゲームに関するトラブルもよく耳にするようになりました。そこで今回は、子どものゲーム利用実態について、ユーザーアンケートをもとに調査・分析。【子どものゲーム利用調査③】では、保護者が感じる不安や設けているルール、ゲームをしない理由や開始時期の考え方について見ていきます。
※②「ネットだけの友達とゲームする子どもが約3割…親の把握状況に差も」はこちら

ポイント

不安や心配は「目が悪くなる」が最多に、ゲーム依存への懸念も

制限内容は「時間の長さ」「課金」が多数

ゲームをしない理由は「まだ小さいから」、開始時期は「子どもがやりたいと言い出したら」が最多

まとめ

不安や心配は「目が悪くなる」が最多に、ゲーム依存への懸念も

ゲーム利用の低年齢化やオンラインゲームでネット上での人間関係も広がる中、保護者が子どものゲーム利用に対してどのような不安や心配を感じているのかを尋ねました。

最も多かったのは「目が悪くなる」で69%。多くの保護者が視力への影響を心配しています。次に「ゲーム依存症」が61%にのぼり、依存リスクへの不安を抱く保護者も多数です。

さらに、「ゲームの課金」(41%)への懸念も多く、子どもが意図せず高額な支払いをしてしまうトラブルへの心配が見受けられます。また、「学業などへの支障」(39%)、「ゲーム以外への興味関心の減少」(37%)など、学習面や生活面への影響を危惧する声も目立ちました。

また、安全面では「犯罪に巻き込まれること」(36%)、「暴力的、性的なゲームからの悪影響」(35%)も上位に挙がっており、オンラインでの人間関係や不適切なコンテンツへの不安も浮き彫りになりました。

出典:いこーよモニターアンケート2025年5月調査より

制限内容は「時間の長さ」「課金」が多数

こうした不安を背景に、保護者は子どものゲーム利用にどのような制限やルールを設けているのでしょうか。

最も多かったのは「ゲームをする時間の長さ」(66%)でした。次いで、「料金や課金の制限」(51%)、「ゲームの種類の確認・制限」(44%)、「ゲームをする時間帯のルール」(39%)が続いています。ゲーム時間を管理している家庭が多いほか、課金やゲーム内容の制限など、トラブル防止や子どもへの精神面の影響を配慮する取り組みも目立ちます。

また、「ゲームをする場所」(28%)や、「困ったことが起きたときに相談できる関係づくり」(27%)、さらに「オンラインゲームの禁止」(22%)など、保護者が状況を把握できるよう工夫している様子も見られました。

出典:いこーよモニターアンケート2025年5月調査より

ゲームをしない理由は「まだ小さいから」、開始時期は「子どもがやりたいと言い出したら」が最多

では、「ゲームをしていない」というお子さんは、どのような理由なのでしょうか。

最も多かったのは「子どもがまだ小さいから」で74%でした。小さい子どもを持つ家庭では、まだデジタルゲームよりも適した遊びがあると考える保護者が多いと推測されます。

次いで「ゲーム依存症になるのが心配だから」(34%)で、依存を懸念する声も目立ちました。さらに「目が悪くなりそうだから」(30%)といった健康面の心配も多く寄せられています。

そのほか、「ゲーム以外への興味関心が減少しそうだから」(20%)、「家族との会話が減少しそうだから」(15%)、「生活のリズムが乱れることが心配だから」(15%)など、日常生活への影響を理由に挙げる家庭も多数でした。

出典:いこーよモニターアンケート2025年5月調査より

あわせて、「ゲームをいつからしてよいと思うか」について聞いたところ、最も多かったのは「子どもがやりたいと言い出したら」で30%でした。次いで「小学1年生」(20%)で、小学校入学をひとつの目安とする保護者も多数です。

そのほか、「3歳」「4歳」「5歳」と未就学の早めの開始を想定する声がある一方、「何歳になってもしてほしいと思わない」という回答も10%あり、ゲーム開始の時期に対する考え方は家庭ごとにさまざまであることがわかります。

出典:いこーよモニターアンケート2025年5月調査より

まとめ

子どものゲーム利用について、多くの保護者が視力低下やゲーム依存、学業・生活などへの影響に不安を抱いていました。

こうした懸念から、「ゲームをする時間の長さ」や「課金」などに関するルールを設けるほか、保護者が子どものゲーム状況を把握できるよう工夫している家庭も多く見られました。

一方で、「まだ小さいから」としてゲームをさせていない家庭もあり、子どもが小さいうちは、デジタルゲームよりも他の遊びのほうが適していると考える保護者が多いこともうかがえます。ゲームを始めるタイミングについては「子どもがやりたいと言い出したら」「小学校入学時」など、家庭によって考え方はさまざまでした。

子どもがゲームとどのように関わるかは、年齢や家庭の価値観によって異なります。今後も、家庭ごとのルールや対話を大切にしながら、子どもにとって安全で楽しいゲーム環境を整えていくことが求められそうです。

<子どものゲーム利用についての調査記事>
「子どものゲーム利用「ほぼ毎日」が過半数! 始めるのは何歳から?」
「ネットだけの友達とゲームする子どもが約3割…親の把握状況に差も」
③「子どものゲーム利用に保護者の不安は尽きず…視力・依存・課金にどう対策する?」(この記事)

■いこーよアンケート調査概要

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/全国

調査対象/「いこーよ」会員

調査期間/2025年5月15日~5月21日

サンプル数/400サンプル

調査分析/いこーよ総研