クーポン活用とイベント実施によるリピート集客強化と会員増に成功した施策事例

おでかけ施設が抱える様々な課題に対して、施設さんが実際におこなった具体的な施策と成果について紹介させて頂く事例紹介。今回の事例は、「ボウリング リネア24」さんの「クーポン活用とイベント実施によるリピート集客強化と会員増に成功」した事例となります。今後の貴施設の施策検討の参考にされてみてはいかがでしょうか。

目次

施設:今回の事例を紹介してくれたおでかけ施設

状況:新型コロナウイルスの影響で集客も売上も不安定に

課題:個人のリピーターをどう獲得するか、集客するか

施策:LINEクーポンの活用とイベント実施

工夫:実施するだけでなく、振り返りと見直しを随時実施

成果:LINE会員数が倍以上に増加した事でお得な特典を多くのお客さまに配信する事ができ、少人数での利用者も増加した事で集客向上

今後:現状に満足せず、より良い方法を模索

【施設】今回の事例を紹介してくれたおでかけ施設

ボウリング リネア24

ボウリング リネア24

ボウリング リネア24は株式会社プロバックスが運営する、広島市安佐南区唯一の複合型施設のボウリング場です。大人1名につき小・中学生のゲーム代無料や定期的なイベント開催など、ファミリーに人気のサービスを展開しています。ボウリングのほか、ゲームコーナーもあり、“誰でもお得に楽しく遊べる施設”を心がけています。

【状況】新型コロナウイルスの影響で集客も売上も不安定に

Q:まず、今回の施策を実施されるまでの状況について教えてもらえますか?

2020年4月・5月に新型コロナウイルス感染拡大により全都道府県へ緊急事態宣言が発令され、どこの施設さんもそうだったと思いますが、お客様が激減しました。緊急事態宣言が解除された後もすぐに客足が平常通りに戻るわけでありませんでしたが、少し回復してきたらまた緊急事態発言が発令され、またお客様がグッと減る…ということを繰り返し、集客も売上も非常に不安定な状態が続いていました。

【課題】個人のリピーターをどう獲得するか、集客するか

Q:その状況の中で、何を一番の課題として捉えたのでしょうか?

新型コロナウイルスの感染拡大で、団体のお客さまのご来店がぱったり途絶えてしまいました。団体のお客さまが来られなくなった分、個人や少人数でのお客さまを獲得していく事が重要な課題と捉えました。

また、なかなか遠方へ遊びに行く事のできない状況が続いたため、ご来店いただけるのは近隣の方が中心となり、その来店されたお客さまが再訪してくださるには何をすべきか、という事を考えました。

【施策】LINEクーポンの活用とイベント実施

Q:今回、実施された施策内容について詳細を教えてください。

2020年6月からLINE会員向けのクーポンを開始しました。LINE会員でないお客さまがご来店された際には、スタッフがLINE会員の登録をした当日からクーポンを使ってお得に遊んでいただけることをご案内し、LINE会員への登録をおすすめしました。

また、「また行きたい」と思っていただけるきっかけとなるようなイベントを積極的に実施しました。例えば、毎月第3日曜日の「広島地産地消の日」に合わせて野菜をプレゼントするボウリングイベントや、クレーンゲームが無料で遊べる週末限定イベントを開催するなど、ボウリングで遊ぶことプラスアルファの楽しさが提供できるよう心がけました。

【工夫】実施するだけでなく、振り返りと見直しを随時実施

Q:この施策を実施するにあたり、工夫したことはありますか?

LINEクーポンでの来店頻度やクーポン利用数などを随時チェックし、クーポンの内容や配信頻度を見直しています。

最初は月に3回配信していたクーポンも現在は月2回にしています。多く配信すればいい訳ではないので、お客様のニーズに合わせて発信しています。

【成果】LINE会員数が倍以上に増加した事でお得な特典を多くのお客さまに配信する事ができ、少人数での利用者も増加した事で集客向上

Q:この施策を実施したことによる、具体的な成果について教えてください。

取り組み開始前と比べてLINE会員数が倍になった事で、ご来店されなくても多くのお客さまにイベント内容を知っていただける様になりました。その結果、当初はLINEクーポン特典の利用が月に20組ほどからスタートしましたが、今では多い月には250組を超えるようになりました。また、お客さま同士で会員登録を勧めて下さることも増えました。

【今後】現状に満足せず、より良い方法を模索

Q:今後考えられている展開や打ち手は何かありますか?

Twitter、Instagramもこの10月から開始しました。今後はSNSで営業時間のお知らせやイベント情報など、お客さまにお知らせしていきたいと思っています。

また、先日専属のプロボウラーが入社したので、ボウリングのコツなど、プロボウラーならではの目線からのSNS投稿やイベントなども連動させ、ボウリングの楽しさなどを提供してボウリングを盛り上げていきたいと考えています。