ポイント
▶まとめ
今年のGWは、街では国内・国外観光客の姿が多く見られ賑わいを見せていました。4月公開の市況レポートでGWのお出かけ予想を調査しましたが、今回は、その予想と比べ実際のGWのお出かけ状況はどうだったのかユーザーアンケートをもとに比較・分析しました。
まず、GWにお出かけしたかについてユーザーアンケートで聞いた結果を見てみましょう。
「出かけた」という人が約6割弱で、「どこにも出かけなかった」という人が約4割となっています。
出典:いこーよ2023年5月ユーザーアンケートより
4月上旬に実施した「GWにお出かけの予定があるか」というユーザーアンケートでは「出かける予定がある」と回答した人は4割、「まだ決めていない」が6割弱、「どこにも出かけない」と回答した人は1割に満たない結果でした。「まだ決めていない」と回答した人の半数以上が、実際は出かけなかったと推測されます。
出典:いこーよ総研2023年4月市況レポートより
次に、GWの日程でどの日のお出かけが多かったのか予想データとともに比較・分析してみました。
GWのどの日に実際にお出かけしたのかを聞いた質問の結果が以下のグラフです。ユーザーアンケートの結果を元に、最もお出かけするという日を100%とした場合、その前後の日がその何%になるのかを算出しています。
出典:いこーよ2023年5月ユーザーアンケートより
その結果、5月4日(木・祝)が最も多くなっていて、次いでついで5月3日(憲法記念日)と5日(こどもの日)もほぼ変わらず高い数値となっています。5連休の初日から中日にかけてがお出かけの最盛日だったという結果になりました。
次のグラフは、今年のGWのお出かけ日を予測したものと実際どうだったかを比較したものです。
出典:いこーよ2023年4月・5月ユーザーアンケートよりいこーよ総研で試算
お出かけのピーク日については、予測と実際の行動とではおおよそ同じ結果になりました。
平日と休日とでは予測と実際の行動との差にも違いがあります。平日や連休にはさまれた飛び石の平日では予測よりも実際は出かけていないという割合が高く、反対に休日は予測と実際の行動とではそれほど大きな差が出ていません。平日に比べて休日の方が前々からお出かけをする予定を立て、計画通りにお出かけする割合が高いということだと思われます。
また、予測時と実際の行動についてお出かけの内容で詳細を見ると、予測に比べて実際の方が「日帰りおでかけをする」という割合がより少なくなっている傾向があります。「宿泊を伴うお出かけ」に比べると「日帰りお出かけ」は、出かけると言っていても結局出かけなかったという人が多くいたのではないかと推測されます。
今年のGWのお出かけ状況は、実際にお出かけたした人は約6割、お出かけしなかった人は約4割となりました。また、お出かけが最も多かった日は予測と同じように5月4日でした。
GW前に予測していたデータと実際の行動の結果を比べると、予測よりも実際の方が出かけていない人が多くいることがわかります。それも平日と休日とではその乖離に大きく差があり、平日や連休にはさまれた飛び石の平日は、お出かけすると言っていても実際は行かなかったという人の割合が高くなっています。一方休日は事前の計画のとおりにお出かけしている割合が高い傾向があります。
これから夏に向けても引き続き、お出かけ市場の動向に注目していきたいと思います。
■いこーよユーザーアンケートの調査概要査方法
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよおよびいこーよアプリを利用したユーザー
調査期間/2023年5月8日~5月22日
サンプル数/314サンプル
調査分析/いこーよ総研