ポイント
▶お出かけ先の人気は「プール」「花火大会」「テーマパーク・遊園地」「お祭り」
▶「お出かけ予定」と「実際のお出かけ」は暑さの影響で変わることも
▶まとめ
新学期がスタートして束の間、もうすぐ夏休みの到来です。昨年の夏は、猛暑が家族のお出かけに大きく影響を及ぼしていました。今年も暑い夏が予想されていますが、2024年の夏休みのお出かけ意欲や傾向はどうなのでしょうか。ユーザーアンケートをもとに調査・分析しました。
まず、今年の夏休みに出かける予定があるかをユーザーアンケートで尋ねました。
「出かける予定がある・検討している」が84%で、「出かけない」という人は1%未満とごく僅か。夏休みのおでかけ意向は非常に高いことがわかります。

出典:いこーよ2024年6月ユーザーアンケートより
また、「夏休みに行きたいと決めている特定の施設はあるか」を尋ねたところ、「ある」という回答は47%でした。「どの施設に行くか」「何をするか」という具体的な予定はこれから決めるという人が半数以上です。

出典:いこーよ2024年6月ユーザーアンケートより
今年の夏休みに予定または検討している人に、お出かけ先はどこを予定しているかを尋ねました。
最も多かったのは「プール(51%)」で、つぎに「花火大会(50%)」が続き、夏ならではのお出かけ先が人気上位となりました。
その次に、「テーマパーク・遊園地」「お祭り」「公園・総合公園」と続いています。春休み、GWの人気お出かけ先として1位、2位であった「テーマパーク・遊園地」「公園・総合公園」ですが、やはり夏の暑さを懸念してか、プールなどに人気を譲っています。
出典:いこーよ2024年6月ユーザーアンケートより
2023年夏休みに実際に出かけた先のジャンルと比較して見てみましょう。
最も人気だった「プール」は、昨年の夏も最も人気で、半数以上の人が実際に出かけていました。昨年は花火大会に出かけたという人も多く、「今年の夏行きたいところ」とほぼ同じ割合となっています。
一方で、人気上位の屋外施設である「花火大会」「テーマパーク・遊園地」「公園」「水族館」「動物園」などは、昨年実際に出かけたという割合は低めです。これらのジャンルは、昨年の夏休み前も「行きたい・行く予定」という声が多くあったにもかかわらず、結果としては、猛暑の影響で屋外や人混みのお出かけを避ける人が続出しました。夏休み前は「行こう」と思っていたとしても、実際は「行かなかった」「行けなかった」という人が多いということでしょう。
また、昨年は、今年と比較してみても「博物館・科学館・美術館」「ショッピング」「児童館」「映画館」といった屋内施設の人気が突出しています。昨年は予想よりもはるかに、屋内施設に人が流れたと考えられます。
この夏も、「予定」や「行きたい」という気持ちはあったとしても、実際の気候や暑さの具合を見て、お出かけ先を判断する人が多いことが推測できます。

出典:2024年6月いこーよユーザーアンケートより
では、夏休みの旅行の予定はどうでしょうか。
「国内旅行を予定、検討している」という家族連れが6割以上でした。
海外旅行を予定しているという家族は1%で、ごく少数でした。昨今の物価高、記録的な円安がアウトバウンドに大きく歯止めをかけている様子が伺えます。
出典: いこーよ2024年6月ユーザーアンケートより
では、旅行の予算はどうなのでしょうか。回答割合の多かった国内旅行の予算について見てみましょう。
最も多かったのは「5万~10万円未満」で、3割以上の人がそう回答しています。次に、「3~5万円未満」「3万円未満」と続き、7割以上の人が10 万円未満の予算としていることがわかりました。
出典: いこーよ2024年6月ユーザーアンケートより
昨今、夏の気温がより高くなってきている傾向にあります。そこで、以前と比べて最近1~2年など酷暑が顕著になってきてからの夏のお出かけの仕方や行き先に変化はあるかを尋ねました。
その結果、「変化がある」と回答した人が6割以上にも及びました。

出典: いこーよ2024年6月ユーザーアンケートより
では、具体的にはどのような変化があるのでしょうか。
「屋外ではなく屋内の施設に行くようになった」という回答が最多で、70%近くにも及びました。とても多くの家族連れが、夏のお出かけは「屋外」をなるべく避け、屋内の施設を選ぶように変化してきています。
つぎに「屋外でも日差しを避けられる日陰や屋根などがある場所」が続いています。屋外で思い切り遊びたい気持ちはあるものの、子どもにとって長時間の屋外活動はとても疲れやすく、また熱中症も懸念されます。「屋外でも涼しさを確保できる場所は必須」と考える保護者が多く見られます。
さらに、「涼しい地域にお出かけ」「朝や夕方、夜にお出かけ」「屋外のお出かけ先は、夏には行かないようになった」という回答もそれぞれ約3~4割見られ、昨今の猛暑によるお出かけの変化は非常に大きいことがわかります。

出典: いこーよ2024年6月ユーザーアンケートより
夏のお出かけの仕方やお出かけ先について、どのような変化や工夫をしているか自由回答で聞いた結果を紹介します。(一部抜粋)
お出かけの変化としては「屋内に行く」という回答の他、「水遊びできる場所を選ぶ」という人が多く見られました。
また、工夫としては、「冷感グッズ」や「水分補給」「時間をずらす」という声が多く寄せられました。
【屋内施設を優先】
・暑すぎる日は室内の遊び場など探す
・出来るだけ屋内施設を選ぶ
・室内型のテーマパークなどを探すようにしている
・野外のテーマパークには行かなくなった。室内で遊べる所を探している
・以前より室内に出かけるようになったり、室内の年パスを買って行けるようにしました
・屋外へはなるべく出かけない
・気温が高すぎる日は屋外をさけるようになった
・公園や屋外で遊ぶことが少なくなった
・昼間は公園やアスレチックには行かずに室内遊び場や室内プール、モールなどに行くようになった。日焼けがすごいので海や川に行かなくなった
・室内と屋外どちらでも遊べる施設を選ぶようになった
・昼間の外出は気温が高く危険レベルで遊べない時もあるので、屋外で遊ぶ時も、屋内も行けるようなプランを考えています
・暑い日はモールなどの施設に行き電気代をうかす
【水遊びできる場所】
・水遊びできるところに行く
・じゃぶじゃぶ池や水遊び程度だと温かったりで満足出来ない為、プールが増えた
・プールの際も塩分チャージや電解質等しっかりとるようにしている
・海開きの後だともう暑すぎるので海開き前に浜で砂遊びをして水と触れ合うのはプールになってしまいました。本当はシュノーケリングやりたいですね
・プールなど水遊びメインになりつつある
・夏休みは水遊びが出来るところを探すようになっています。テントは必須です
・川遊び
・外へ遊びに行くなら、水遊びが出来る所に行くようになった
・水遊び出来たりできるキャンプ
【木陰、休める場所があるか】
・行く場所や移動の際になるべく暑くないような場所を選ぶようになった
・日陰はあるか、近くに休める所はあるか
・外にはあんまりいないようにする
・日中の屋外は危険なレベルの日も多いので、屋内施設のある公園や、木陰の多い所を選ぶ
・熱中症にならないよう、屋根や日陰があるところを探す
・屋外施設なら、避難できる涼しいエリアや着替えができるスペースがあるところを選ぶ
【涼しい場所】
・避暑地を選ぶ
・涼しい県に遊びに行く機会が増えた
【冷感グッズ】
・冷却グッズの持参
・車でお出かけするときはクーラーボックスに保冷剤や飲み物など多めに持っていくようになりました
・クーラーボックスを持ち歩く
・首に巻くひんやりしたものを持参したり、多めに休憩をとるようになった
・首を常に冷やすものをつけたり、携帯扇風機は必ず持っていってる
・扇風機をもったり、アイスリング持参
・ハンディー扇風機やネッククーラーを持ち歩いている
・アイスリングや扇風機はもちろん、水分や冷たいおやつなど暑さ対策を考えています
・保冷剤をもっていく。水筒に棒アイスを持参
・家族3人、空調服を購入しました。
・保冷剤などを沢山持って赤ちゃんの背中に当たるところなどに置いてます
・ベビーカーにエアラブや保冷剤など導入
・霧吹きを持ち歩き、子どもに吹きかけている
・冷感スプレー持っていきます
・外遊びの時は特にポップアップテントと充電式の扇風機を持って行く
【水分や塩分の確保】
・水分を必ず持ち歩く
・水筒持参!
・外出する際は必ず水分を持参している。
・水分補給に気をつける
・水分が取れるか 冷たいもの持ち込み可能か確認
・水、塩タブレット携帯
・熱中症対策として塩分チャージタブレットを食べる
・水分補給やおやつタイムなどをする
・こまめにお菓子で塩分と糖分、水分を取らせる工夫をしています
【日焼け止め】
・日焼け止め筒は忘れずに持っていきます
・日焼け止めの徹底
・日焼け止めを多く塗る
【時間をずらす】
・早朝に出かける
・夕方に出掛けるようになった
・営業時間が夜までやっているところを選ぶ
・なるべく午後から
・行動時間が早くなった
・涼しい時間に出発している。
・気温をみて、早めに切り上げる
・外で遊ぶ場合には遊びすぎないように、少し早いくらいで帰るようにしています
・朝早めに集合して、昼前に解散
・暑い時間は避ける
【移動の工夫】
・移動距離は1時間以内で乗り換えも1回で済むような場所を選ぶようにしています
・基本的に自家用車での移動が主体としている
・なるべく車で行ける所を考える
・移動は、なるべく外に出ないように、駐車場がある所などを気にするようになった
【人混みを避ける】
・人混みに行かない
・なるべく人混みを避ける。やむを得ない場合は飲み物を凍らせて持参する。
【外出を避ける」
・夏休みの時期は避けて、お出かけするようにしている
・真夏はあまり外出せず家で過ごす
・日差しが強い日は外に出ない。出ても短時間に止めることにしている
・外出を減らした
【その他】
・自然の暑さをどうしのぐかを自然の中で体感して適応できるようにあえて連れ出している。
・幼稚園や学校の振替休日に日帰りで出掛けることを増やしました
・予定をつめこまない
・暑さ対策がしっかりされているかなど調べて出かけるようになった
・着替えを用意する ・子供の意見を優先するようにしている
今年の夏休みにお出かけを予定している家族は8割以上で、夏休みのお出かけ意欲は非常に高いことが分かりました。
お出かけ先としては、「プール」「花火大会」などの夏ならではのお出かけ先が特に人気です。具体的な行き先まで決めているという人は約半数で、どこの施設に行くかをこれから決めるという人もまだまだ見られます。
昨年と今年を比較してみると、昨年は屋内施設の人気が突出していました。この夏は、「テーマパーク・遊園地」などが人気上位ですが、「行く予定」としていても、実際の気候や暑さの具合を見て、お出かけ先を変更する人も多いのではと考えられます。
また、夏休みの旅行については、国内旅行が主でした。海外旅行を予定している家族はごく僅かで、物価高や円安の影響が大きいと考えられます。
一方で、近年の猛暑の影響を受けて、お出かけの仕方にも変化が見られました。屋外よりも屋内の施設を選ぶという家庭が約7割に達し、暑さ対策が重要視されています。自由回答でお出かけ先の変化を尋ねると、「屋外を避ける」という回答の他、「水遊びできる場所へ行く」という声も多く挙げられました。お出かけの際の工夫としては「冷感グッズ」や「水分補給の持参」などが必須となっており、また「お出かけ時間をずらす」という家庭も多く見られました。
今年も猛暑が予想される中で、安全で快適な夏休みのレジャーの在り方が求められていることがわかりました。お出かけ施設は、夏休みの家族連れに対する暑さへの効果的な対策が必要とされていると言えるでしょう。
■いこーよユーザーアンケート調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよ及びいこーよアプリを利用したユーザー
調査期間/2024年6月3日~6月16日
サンプル数/285サンプル
調査分析/いこーよ総研