2021年11月公開分(10・11月分データ)「11月のお出かけ状況と年末年始の旅行・帰省予定について」

11月24日の水曜には、東京都の新型コロナ新規陽性者がついに5人となりました。多少の増減はあるものの、新規陽性者数は低いレベルで推移しています。今回はそのような状況下において、おでかけ意欲がどの程度回復しているのか、年末年始の旅行や帰省の予定はどうなっているのか等について分析してみました。

目次

お出かけ意欲が2019年のコロナ発生前のレベルにまで回復

更に高まるお出かけ意欲と旅行意欲

年末年始の旅行と帰省にも積極的

2021年11月のお出かけ市場レポート総括

お出かけ意欲が2019年のコロナ発生前のレベルにまで回復

以下グラフは、昨年4月からのいこーよサイト閲覧数(お出かけ施設ページのみ)と、2019年(コロナ前)の閲覧数を比較したもの(2019年を100%として)です。11月は対2019年で95%と、昨年4月以来もっとも高い回復率となり、ほぼ2019年の水準に戻ってきました。

いこーよの月次セッション比較

※直近の11月のデータは、分析時点の11月中旬までのデータを使用。
※2021年3月以降は、昨対比ではなく、新型コロナの影響を受けていない2019年3月~2020年2月のデータをベンチマークとして比較。

出典:Google Analyticsより

続いて、いこーよサイトの回遊率について。以下グラフは、2020年4月からのいこーよサイト内の回遊率(サイト内の複数のページを巡って閲覧する率)を、コロナ前の2019年と比較したもの(2019年を100%として)です。回遊率が高いほどユーザーのお出かけ意欲が高く、複数の施設からお出かけ先を積極的に検討していることを表します。このデータでも、11月は2019年比87%まで回復しており、昨年4月以降もっとも高い数値となりました。

いこーよの回遊率昨対比

※直近の11月のデータは、分析時点の11月中旬までのデータを使用。
※2021年3月以降は、昨対比ではなく、新型コロナの影響を受けていない2019年3月~2020年2月のデータをベンチマークとして比較。

出典:Google Analyticsより

更に高まるお出かけ意欲と旅行意欲

以下は、Google Trends(ある単語がどのくらいGoogleで検索されたのかを表した推移データ)で、「コロナ」の検索数の推移を表したのがこのグラフですが、他国での感染拡大や日本への第6波の到来予測などを耳にはするものの、現時点ではそれほど「コロナ」が話題になっている様子は見られません。

Googleトレンドの「コロナ」の検索数

出典:Google Trendsより

10月に引き続き、「お出かけ」を検索する人は増加傾向、積極的にお出かけ先を探している状況が続いています。

Googleトレンドの「おでかけ」の検索数

出典:Google Trendsより

「旅行」については高止まり状況、非常に多くの人が旅行に関心を示しています。すでに今秋旅行に行ったことを話題にしている人や、これから行く旅行計画について話題にしている人などが混在していると推測されますが、いずれにしても、「旅行」への意識は非常に高まっていると言えるでしょう。

Googleトレンドの「旅行」の検索数

出典:Google Trendsより

年末年始の旅行と帰省にも積極的

昨年の年末年始に旅行したかどうか、また、今年の年末年始の予定について聞いた結果が以下のグラフとなります。

年末年始(冬休み)の旅行状況2020年との比較

出典:いこーよ11月ユーザーアンケートより

昨年の年末年始は第3波の時期に当たっており、国内旅行に行ったという人は16%でした。一方今年は、年末年始に旅行に行くと回答した人は23%と、昨年を上回っています。同様に「旅行の予定なし」は48%と、昨年旅行に行かなかった85%と比較しても非常に少なく、まだ旅行にいくかどうかを決めていない「未定」の30%が仮にすべて旅行に行かなかったとしても、「旅行に行かない」の合計は昨年より少ない状況です。

2019年の秋に同じく年末年始の旅行の予定を聞いた結果も合わせたのが以下のグラフです。2019年に旅行に行く予定と回答した人は17%、今年は23%と、新型コロナ発生直前の年末年始と比べても今年の方が旅行意向が高いことがわかります。

年末年始(冬休み)の旅行状況2019年との比較

出典:いこーよ11月(2019年と2021年)ユーザーアンケートより

今年の年末年始(冬休み)に帰省する予定があるかどうかについても聞いてみました。こちらでも、昨年よりも今年の方が、帰省する予定がある人が多くなっています。夏休みは第5波の影響で帰省をしなかった人もいるかと思いますが、今年の年末年始は久しぶりに帰省するという人も多いのではないでしょうか。

年末年始(冬休み)の帰省状況

出典:いこーよ11月ユーザーアンケートより

続いて、年末年始(冬休み)に行きたい施設のジャンルを聞いてみました。冬ということもあり「温泉・スパ」が一番人気、続いて季節に関係なく定番人気の「遊園地・テーマパーク」が並びました。また、コロナ禍では苦戦を強いられていた「室内あそび場」ですが、行きたいという人が21%と、他の施設ジャンルに並ぶレベルにまで戻ってきています。

年末年始に行きたい・行く予定の施設ジャンル

出典:いこーよ11月ユーザーアンケートより

2021年11月のお出かけ市場レポート総括

11月は、新型コロナ発生後でもっともお出かけ意欲が高くなり、2019年のコロナ発生前のレベル近くまで回復しました。年末年始の旅行や帰省意欲も非常に高く、2019年の新型コロナ発生前の時期よりもむしろ高まっていると言っても良い状況になっています。また、年末年始に行きたい施設のジャンルでは、季節柄「温泉・スパ」の人気が高いですが、遊園地や動物園などの定番人気施設に続き、コロナ禍では3密を避けるためにやや足が遠のいていた室内あそび場にも多くの人が「行きたい」と回答しています。

第6波到来の不安も依然ありますが、今まで通り感染防止に努めながらも少しずつ日常が戻ってきていることに、昨年の年末年始との違いを感じます。