西は「猛暑」、東は「雨・台風」 2026年夏休みのお出かけ事情に東西差/いこーよ総研ユーザーアンケート

2026年の夏休みは、厳しい暑さに加え、雨や台風などの天候にも左右された夏となりました。いこーよ総研が実施した「夏休みお出かけ結果調査」では、プールなど夏の定番のお出かけ先で、前年より利用が減少したことがわかりました。

では、地域によってお出かけの傾向に違いはあったのでしょうか。今回は、調査結果を東エリアと西エリアに分けて分析し、詳しく見ていきます。

ポイント

▶夏休みのお出かけ先 減少する施設が多い一方、動物園は増加

▶プールも室内遊び場も西エリアで減少 暑さが影響か

▶動物園は西エリアで大幅増加 東海では約20ポイント増

▶日帰りのお出かけが減った理由 西は「暑さ」、東は「雨・台風」

▶西エリアでは約半数が「猛暑」を理由にお出かけを控える

▶まとめ

夏休みのお出かけ先 減少する施設が多い一方、動物園は増加

2026年の夏休みに訪れたお出かけ先を前年と比較したところ、全22項目のうち14項目でお出かけしたという割合が減少しました。

減少幅が最も大きかったのは「ショッピング」で、前年から13.8ポイント減少。続いて「お祭り」が10.6ポイント、「児童館・図書館」が10.2ポイント減少しました。「プール」も7.5ポイント減少しており、夏の定番のお出かけ先でも前年を下回る結果となりました。

一方、「動物園・サファリパーク」は7.7ポイント増加。「公園・総合公園」も1.7ポイント増加しており、屋外施設でも前年より利用が増えたジャンルがありました。

こうしたお出かけ先の変化を東西で比較すると、減少した施設の種類やその減少幅にも違いが見られました。

出典:いこーよモニターアンケート2026年9月調査・2025年9月調査より

プールも室内遊び場も西エリアで減少 暑さが影響か

夏休みのお出かけ先として最も多かった「プール」ですが、前年と比べると全国で7.5ポイント減少しました。

東エリアでは55%から50%へと約5ポイントの減少だったのに対し、西エリアでは53%から41%へと12.2ポイントと減少が目立ちます。

この背景には、厳しい暑さが影響している可能性が考えられます。今回の調査では、日帰りのお出かけを減らした理由として「暑かったから」を挙げた割合が、西エリアでは56.1%に上りました。

プールは夏の暑い日に楽しめるお出かけ先ですが、屋外プールでは移動中やプールサイドでの暑さも気になるところです。猛暑によって、プールへのお出かけ自体を控えた家庭もあったのかもしれません。

東エリアでは、雨や気温の低さによって、プールへのお出かけを断念したという声が寄せられました。

「お盆の週は雨ばかりだったので行きたいプールに行けなかった。」(神奈川県)

「今年はプールにたくさん行くつもりでしたが、雨などの影響で野外のレジャープールは3回ほどしか行けませんでした。その代わり、近隣の博物館などに初めて行ってみて、楽しい場所を見つけることもできました。」(茨城県)

さらに、西エリアでは、暑さを避けられる「室内遊び場」の利用も、前年の42%から28%へと約14ポイント減少しました。

出典:いこーよモニターアンケート2026年9月調査・2025年9月調査より

動物園は西エリアで大幅増加 東海では約20ポイント増

多くのお出かけ先で前年より利用が減少するなか、大きく伸びたのが「動物園・サファリパーク」です。

全国では前年から7.7ポイント増加。なかでも西エリアでは15.4ポイント増加しており、東西の違いが目立ちました。

さらに地域を分けて見ると、東海エリアでは19.7ポイント、近畿エリアでは10.0ポイント増加しています。

出典:いこーよモニターアンケート2026年9月調査・2025年9月調査より

また、西エリアでは「テーマパーク・遊園地」も8.7ポイント、「公園・総合公園」も5.7ポイント増加しました。

西エリアでは厳しい暑さを理由にお出かけを控える家庭が多かった一方で、動物園などへのお出かけは増加しています。

動物園のなかには、屋内展示や冷房の効いたエリアなど、暑さを避けながら楽しめる施設もあります。厳しい暑さのなかでも、暑さを避けながら楽しめる環境が整っていることが、お出かけ先として選ばれるポイントの一つになっている可能性があります。

出典:いこーよモニターアンケート2026年9月調査・2025年9月調査より

出典:いこーよモニターアンケート2026年9月調査・2025年9月調査より

日帰りのお出かけが減った理由 西は「暑さ」、東は「雨・台風」

日帰りのお出かけが前年より減った家庭に、その理由を聞いたところ、東西で大きな違いが見られました。

「暑かったから」と回答した割合は、西エリアが56.1%だったのに対し、東エリアは22.4%。西エリアでは東エリアの2倍以上となりました。

一方、「台風や大雨など、天候が悪く予定を変更したり取りやめたりしたから」と回答した割合は、東エリアが25.0%、西エリアが4.9%と、東エリアの方が大幅に高くなっています。

西エリアでは厳しい暑さが、東エリアでは雨や台風が、日帰りのお出かけを減らす要因になっていたことがうかがえます。

出典:いこーよモニターアンケート2026年9月調査より

また、夏休み中のお出かけで工夫したことを見ても、「暑さを避けて時間帯や場所を工夫した」は西エリア29.1%、東エリア22.0%、「屋外より屋内の施設を選んだ」は西エリア26.1%、東エリア22.9%と、いずれも西エリアが上回りました。

西エリアでは、暑さを避けるためにお出かけの時間帯や場所を調整する家庭が、東エリアより多かったことがわかります。
(※日帰りのお出かけを減らした理由については、東エリア76人、西エリア41人と回答者数が少ないため、参考値)

出典:いこーよモニターアンケート2026年9月調査より

西エリアでは約半数が「猛暑」を理由にお出かけを控える

夏休みに子どもとレジャー目的のお出かけをしなかった家庭に、その理由を聞いたところ、全国では「猛暑や酷暑で、外出を控えたから」が36.9%で最も多くなりました。

この結果を東西別に見ると、西エリアでは48.3%と約半数を占め、東エリアの30.9%を上回りました。

西エリアの自由回答にも、厳しい暑さによって屋外へのお出かけを控えたり、時間帯を工夫したりしたという声が寄せられています。

「そんなに雨も降らない地域だったので去年と変わらず暑い日が多かった。でも酷暑に疲れて屋外でのイベントは極力避けました。」(兵庫県)

「下の子が一歳になって出かける回数は増えたけど、昼間は暑かったので朝早くから出かけて昼間は室内で過ごせるところ等を選んで遊びました。いこーよの情報をフル活用させていただきました!」(兵庫県)

一方、東エリアでは雨や台風の影響を受けたという声も多く寄せられました。
(※お出かけしなかった理由の地域別集計は、東エリア55人、西エリア29人と回答者数が少ないため、参考値)

出典:いこーよモニターアンケート2026年9月調査より

まとめ

2026年の夏休みのお出かけを東西で比較すると、違いが見られました。

西エリアでは「暑さ」が日帰りのお出かけを減らした理由として多く挙げられ、実際にお出かけしなかった家庭でも、約半数が猛暑や酷暑を理由に挙げています。一方、東エリアでは雨や台風による予定変更が目立ちました。

また、お出かけ先を見ると、西エリアではプールや室内遊び場の利用が大きく減少した一方、動物園やテーマパーク、公園などでは前年より増加しています。

今回の調査からは、天候に左右されながらも、子育て家庭が行き先や時間帯を工夫してお出かけを楽しんでいた様子がうかがえます。猛暑や天候不順が続く夏においては、暑さを避けながら楽しめる施設環境や、天候に応じて予定を変更できる選択肢が、お出かけ先選びの重要なポイントになっていくのかもしれません。

■いこーよモニターアンケート調査概要

調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこモニ(いこーよモニタークラブ)
調査期間/2026年9月10日〜9月16日
サンプル数/576サンプル(うちお出かけした方492サンプル)
調査分析/いこーよ総研

※東西の区分は、東=北海道・東北・関東甲信・富山・静岡、西=石川・福井以西(愛知・岐阜を含む)。
※地域ブロック別の集計は、関東=茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川、東海=岐阜・静岡・愛知・三重、近畿=滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山。東西の区分とは別軸の集計のため、静岡県は東エリアかつ東海ブロックに含まれます。回答者数が30人に満たないブロックは掲載していません。
※お出かけ先の比較は、2026年 東n=327・西n=165/2025年 東n=269・西n=103。
地域ブロック別は、関東 2025年n=234・2026年n=295/東海 2025年n=35・2026年n=46/近畿 2025年n=58・2026年n=89。
日帰りが減った理由は東n=76・西n=41、出かけなかった理由は東n=55・西n=29と母数が小さいため参考値
※割合は小数点以下を四捨五入している場合があります。前年比の増減幅は、端数処理前の数値に基づいています。